「筑波を56秒台で周回するNAのEG6シビック」心臓部は至宝のK24改4連スロットル仕様!
公開日 : 2019/05/27 11:20 最終更新日 : 2019/05/27 11:20
パワートレインのアップデートで56秒697を達成!
K24改エンジンを換装してクワイフシーケンシャルも投入!
2018シーズンまでは、264psまで引き上げられたB16C改2.0Lを搭載していたEG6シビックの筑波サーキット攻略機。
2019シーズンからはK24ブロックをベースにK20ヘッドを組み合わせたエンジンを新規で製作&換装し、より高出力化を果たしつつ耐久性を高めている。最高出力等のデータは秘密としながら、パワー/トルクともに以前使用していたB16C改2.0L仕様を凌ぐほど。ドライバーもその特性には満足だという。
スロットルは50φのシャフトレス4連タイプをセット。全開時には60φスロットル相当の吸入面積を実現するため、ハイレスポンスなだけでなく出力アップにも繋がっている。制御はモーテックM84だ。
ミッションもクワイフのシーケンシャルミッションを投入してアップデート。軽量化のためにサブフレームはアルミ製で、K型エンジン換装の際に干渉するフレームを一部カットしている。今回のバージョンアップ時には、新たにボディ補強を徹底し剛性を高めている。
サスペンションは大きな変更はないが、2019シーズンの手応え次第では大幅なリメイクも考えているとのこと。タイヤはタイムアタックマシンでは定番になっている295/35を投入しつつ、リアもサイズアップを図る。
室内はカーボン製のダッシュボードを装着するなど軽量化を徹底。コクピットのマルチモニターは、ロギング可能なMoTeCのC127をセットしている。
空力面では、アンダーパネルの形状やカナードなど変更を行うことで空力バランスを改善。カーボンルーフなどを組み合わせたボディの軽量化は昨シーズンから引き継いでいるものの、シャーシには新たな補強も加えている。
こうしたアップデートが功を奏し、取材時の筑波アタックで自己ベストを更新(56秒697)! FFのNAながら56秒台に突入する偉業を成し遂げたのである。
スペック
■エンジン:K24ブロック+K20ヘッド/Kチューン エキマニ/戸田レーシング キラーカム/CP ピストン/クロワー コンロッド/デンソー 410ccインジェクター/モーテックM84/KEW マフラー、アルミラジエター/YF-RK オイルクーラー ■ドライブトレイン:クワイフ シーケンシャルミッション/KEW LSD ■フットワーク:戸辺SPL ■ブレーキ:スプーンキャリパー ■タイヤ:アドバンA050(F295/35-18 R225/45-16) ■ホイール:ボルクレーシングCE28N ■エクステリア:KEW/48ガレージ ワイドボディ、サイドステップ 他
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