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「HKS流シビックタイプR改造論」パーツメーカーの雄がFK8チューンを本格化!

ハイクオリティ・ハイパフォーマンスでタイプRのスポーツ性能を高める!

 

HKSのシビックタイプR専用パーツに迫る

 

日本に先行すること約2年、北米市場では2015年にデビューしている10代目シビックFC/FK系。今やワールドワイドのチューニングブランドとなっているおなじみHKSでは、現行シビックを世界戦略モデルと位置付け、パフォーマンスアップのためのパーツ開発を進めている。

 

 

「やはりシビックタイプR(FK8)のカスタマイズも、現在は日本国内よりも北米のユーザーのほうが先を走っている感じですね。そんな背景を考えると、まさにシビックタイプRは世界戦略車といった重要なポジションにあります。FK8はノーマルでも十分高出力でボディやサスペンションのポテンシャルも高いので、チューニングは非常に高度な技術と明確なビジョンが必要になると判断。まずはスポーツユーザーに的を絞って開発をスタートしました」と、HKSの近藤さんは開発状況を説明してくれた。

 

 

実際のパーツ開発に先駆けてテスト車両によってサーキット走行を繰り返した結果、まず問題点として浮上したのが冷却系。ハードな走行ではすぐに水温・油温が上昇し、エンジンの保護制御が介入してしまうのだ。その対策としていち早くオイルクーラーキットをリリース。

 

 

このオイルクーラーキットは、バンパー内の左側に装着する設計となっており、冷却性能を最大限に活用できるフローティングマウントの専用ダクトも付属。HKSのテストではサーキットを連続周回するとノーマルでは油温が約130度まで上昇し、その影響もあって水温も105度付近まで上昇してしまう。しかし、オイルクーラーを装着すると油温が約115度、水温も100度以下に抑えることが可能になった。

 

 

また、HKSの代名詞でもあるパワーチューニングは、エキゾーストシステムとパワーエディターを用意。

 

 

マフラーは2種類が用意され、ひとつは純正の17.5kgに対し、11.6kgという大幅な軽量化を実現したハイパワースペックL。メインパイプは65φで、カーボンテールを採用したツインレイアウトの砲弾型サイレンサーがスパルタンさを演出する。

もうひとつは、75φの大口径メインパイプと絞りなしのフルストレート構造を採用し、純正比50%という低背圧を実現したリーガマックスプレミアム。タイコタイプのサイレンサーに97φのチタンテールとなる。

 

 

そして、パワーエディターは純正タービンの電動アクチュエーターに対応し、カプラーオンでブーストアップを可能にするパーツだ。プリセットデータの他、専用ソフト(無償)によりPCでのセッティング変更にも対応する。

 

 

 

なお、プリセットデータによるノーマルとのパワー比較グラフでは、ノーマルが336.5ps/44.4kgmなのに対し、パワーエディター装着状態では352.5ps/48.2kgmと、全域でパワー&トルクの向上を実現している。

 

 

そして足まわり。ハイグリップラジアルでのサーキット走行への対応を想定したハイパーマックスMAX IV SPは、サーキットでタイムの出る足がコンセプトの逸品。

 

 

フロントダンパーは単筒倒立式のプリロード車高調整方式としてストロークを確保。リヤは65φ直巻スプリングを採用する。バネレートはフロント12kg/mm、リヤ10kg/mmだ。

 

 

同時に、純正サスを取り外した際のエラー表示をキャンセルするSEC(サスペンション・エラー・キャンセラー)も設定。車高調とのセット販売の他、単品でのリリースも行われている。

 

 

この他、HKSでは現在続々とFK8用ハイパフォーマンスパーツを開発中とのことだから期待したい。

 

●取材協力:エッチ・ケー・エス 静岡県富士宮市北山7181 TEL:0544-29-1235

 

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エッチ・ケー・エス

https://www.hks-power.co.jp