「S660パワーチューニング考察」2度のエンジンブローを経て辿り着いた100馬力のターボチューン快適仕様!

公開日 : 2019/04/30 06:35 最終更新日 : 2019/04/30 06:35

HKS GT100キットを軸にしたパフォーマンスアッププランを展開!

 

数多くのテストにより豊富なノウハウを蓄積

 

ブーストアップからオリジナルのハイフロータービン、スーパーチャージャーと、ここ3年ほどの間、精力的にS660チューニングの可能性を模索し続けてきたHKS九州サービス。開発テストにはトラブルもつきものということで、ブロックの破損やコンロッドの断裂など苦い経験も多々。これまで2基のエンジンをブローで失うなど、高い授業料も納めて(?)いる。

 

 

「何事も無く結果を出すことができるのがベストなのかも知れないけど、どれくらい耐久性があるのか、試してみるのもテストの目的のひとつ。最近の環境型エンジンはとてもデリケート。おかげでこのユニットのネガな部分をほぼすべて洗い出すことができました」と語るのは、同社代表の竜円さん。

 

 

これらの経験から導き出されたひとつの結論は、S660は100馬力前後の仕様が最も楽しめるということ。トルクフルなスーパーチャージャーとのマッチングも捨て難い魅力があったが、コスト的な問題など、一般ユーザー目線で考えた場合、気軽に進めるには少々厳しいモノがある。そこで最適なメニューとなるのが、HKSのGT100キットをベースとしたモディファイ。

 

 

ここにHKS九州サービスのオリジナルデータ、バージョンR仕様のフラッシュエディターを用いることで、メーカー標準スペックからワンランク上のレスポンスと高回転域までの伸びの良さを実現。市街地ではキビキビ走るバイク感覚、高速では長距離でも疲労の少ないツアラー的な乗り味を存分に満喫することができる。

 

 

オリジナルの高機能パーツ群も注目したい。アルミ製大容量サージタンクは、樹脂製のノーマルに対して重量的なアドバンテージは少ないが、効率面(もちろん、ルックス面でも)ではこちらが一歩上回る。

 

 

インタークーラーも、より圧損を低減して燃焼効率を高める大容量タイプを開発。装着はボルトオンでOKだ。

 

 

4本出しマフラーもHKS九州サービスのアイテム。優れた排気効率に加え、マフラーエンドの開口部をバンパー中段とすることで、車体の薄さの演出にも一役買っている。

 

 

もちろん、より過激なパフォーマンスを求める層に対しては、キャリロH断面の強化コンロッドや純正ベースの強化ピストン、強化シリンダーブロックといったアイテムも製作済みだ。

 

 

デモカーにはオリジナルの大径サクションパイプやシーケンシャルブローオフの他、強化ブロック&コンロッドが組み込まれ、ブースト1.2kg/cm2時に120馬力を発生。驚くほど乗り易く、チューニングカーという過激さは皆無だ。

 

 

ノーマル+αのライトチューンから、1.6Lクラスのパワーに迫るスペシャル仕様まで、自分の好みに適したステップアップメニューをじっくり選んでみてはいかがだろうか。

 

●取材協力:HKS九州サービス 福岡県北九州市小倉南区蜷田若園3-12-15 TEL:093-931-6910

 

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