ゼロヨン7秒385!最高速370キロオーバー! 2400馬力の最強最速GT-R「T1R」の衝撃

公開日 : 2019/04/10 05:30 最終更新日 : 2019/04/10 05:30


ブースト圧5キロで2400馬力を発生させる!

 

800メートルで376キロに達する衝撃の加速力

 

アメリカのTX2K2016(テキサス州で開催されるドラッグレース主体のイベント)で、ゼロヨン7秒385、終速204.26マイル(約328キロ)というとてつもない記録を打ち立て、最速のR35GT-Rとしてその名を世界中に知らしめたチューンドがこの「T1R」だ。このマシン、以前1/2マイルアタック(約800メートル)で376キロというワールドレコードをマークしたことでも有名だったりする。

 

 

製作したのは、アメリカのチューニングシーンでJDMチューンが注目された頃に、ホンダチューナーとして頭角を現したトニー・ロペ率いるT1レースデベロップメント。R35GT-Rを手がけるようになってからは、世界有数のチューナーとして知られるようになった。

 

 

T1Rの凄さは、やはり2400psを発生するというフルチューンVR38エンジンだ。バンパーのグリルはキャンセルされ、そこに明けられた丸いダクトの位置、つまりエンジン前方にタービンがマウントされる。選択されたタービンは、アメリカのフォースパフーマンス社がリリースするHTZ4580。アルコール系燃料を使い、ブースト圧は5バール(約5キロ)もかけられているらしい。エンジン本体は剛性を確保するため、排気量はストックと同じ3.8Lのままでドライサンプ化、モーテックのM1でマネージメントされる。

 

 

エクステリアのメイキングも独特。走行抵抗を低減するためにウイングはドラッグスタイルのスポイラーに変更し、減速用のパラシュートを装備するアメリカン・ドラッグスタイルだ。

 

 

タイヤは15インチのドラッグスリックで、専用ホイールを装着するためにブレーキシステムは小径化されている。

 

 

また、外板の大半はドライカーボン製で軽量化。シートまでもTILLET社製のドライカーボンモデルをインストールするほどだ。

 

 

トランクルームに設置されたモニターでは、ミッションの作動状況をログしてモニタリングできるようにシステム構成。GR6ミッションにはドットソンの強化ギヤなどが組み込まれている。

 

 

じつのところ、TX2Kにはこのマシン以外にも2000馬力級のモンスターGT-Rがゴロゴロしていたりする。そして記録も年々更新されている状況だ。世界の最先端チューニング、恐るべしである。

 

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写真提供/REPORT:サブライブ http://www.sabulive.jp