13Bロータリーチューンの奥深さが垣間見える究極のFD3S定番仕様とは!? | web option(ウェブ オプション)

13Bロータリーチューンの奥深さが垣間見える究極のFD3S定番仕様とは!?

真の意味で耐久性重視の13B-REWを作る匠の超高度な技術力

 

豊富なノウハウを投入して定番仕様でも差が出る仕上がりを実現

 

ストリートマシンはもちろん、ドラッグ仕様やレース車両の製作まで硬軟自在であらゆるニーズに応えてくれるREチューンのエキスパートが、埼玉県所沢市の通称A-RFでおなじみのアニバーサリー レーシングファクトリー。近年はFD3SにウエーバーキャブやTWMスポーツインジェクションを装着したNA仕様など、他にはない個性的なチューニングメニューでREの魅力を追求してきている。

 

 

こうしたアニバーサリーのREチューン手法は、ややもすると色モノ的な見方をされることもある。しかしよく考えてみてほしい、芸術でもファッションでも“崩し技”というのは、基本を完全に会得してはじめて可能になるということを。

 

そこで今回紹介するのが、1993年式の前期型をベースにしたマシン。コツコツと手を加えながら10年以上乗り続けてきたオーナーから、今回エンジンのオーバーホールを依頼され入庫することとなったのだ。

 

 

「予算の制約もあるので、まずはエンジンをしっかり作って、補器類は極力それまで装着されたものを使っています。結果ちょっと小さめのTD06タービン仕様なんですが、ピークはない分パワーの立ち上がりが鋭いので、ストリートではなかなか速いですね」というのは、代表の加藤さんだ。

 

 

オーバーホールを兼ねたオリジナルサイドポートチューンエンジンにTD06タービンを組み合わせて、耐久性重視の快速ストリート仕様にセットアップ。鋭いパワーの立ち上がりが特徴で、最高出力は約400psだ。

 

 

文章にすると単純だが、エンジン本体は恐ろしいほどまでに手が入っている。ローターはFD3Sノーマルだが、側面にスキッシュ状の加工が加えられているのに注目。ポートの拡大と同様の効果が得られるもので、RX-8ローターにはノーマルで同様の加工が施されていたりもする。

 

 

さらにローターハウジングのウォータージャケットの側面には、溝状の加工を追加。これは表面積の拡大効果で、冷却性能の向上を狙ったものだ。

 

その他、ローターハウジングの水路加工、回転部一式でのダイナミックバランス、ダウェルピンの追加など独自のノウハウが満載の内容となっている。

 

 

出力を安定発揮させるためのチューニングも万全だ。ラジエターは国内には設定のない米国コーヨー製のトリプルターンタイプをマウントを製作して正立装着。インタークーラーも前置きレイアウトとしている。

 

 

燃料系もデリバリーパイプを新設してASNU製のインジェクターを装着。吐出量はプライマリー550cc、セカンダリー850ccだ。吐出量校正済みで、パワーを出しやすい霧化特性なのが特徴となる。

 

 

排気系はサードのスポーツ触媒に、アニバーサリーが国内代理店を務めているレーシングビートのデュアルチップエキゾーストの組み合わせとなっている。

 

 

重要な制御系はアニバーサリーが一押しするモーテックを採用。従来のフルコンに比べて処理レスポンスが圧倒的に速いのと、優れたソフトウェアでベストなセッティングを出しやすいそうだ。

 

 

また、ABSを撤去して空いたスペースに点火コイルを移設している点も見逃せない。インマニ下のノーマル位置は熱の影響でトラブルを引き起こしやすいので、耐久性がアップするのだ。

 

 

一方のエクステリアはシルビアN2用オーバーフェンダーをスムージング装着し、独特のワイド感を演出。アニバーサリーは塗装ブースも完備し、塗装や板金作業も自社内で行えるのも特徴だ。

 

 

インテリアは追加メーターをすっきりとレイアウト。グローブボックス下にはアニバーサリー推奨の点火強化システム永井電子のMDIが装着されている。

 

このように、米国レーシングビート社の国内正規代理店も務めるなど、海外のREチューン事情もいち早くキャッチして質の高いチューンを提供するのが、アニバーサリーの強みなのである。

 

●取材協力:アニバーサリー レーシングファクトリー 埼玉県所沢市城955-4 TEL:04-2946-0916

 

【関連リンク】

アニバーサリー レーシングファクトリー

http://a-rf.com/