これで営業まわりが早くなる!? 過給機チューンで大幅なパワーアップを果たした営業バン「トヨタ・サクシード」!

公開日 : 2019/04/06 15:49 最終更新日 : 2019/04/06 15:49

HKS GTスーパーチャージャーをワンオフ装着!

 

実測で45馬力アップを確認!

 

個人オーナー車両だけど、京都のフジムラオートでキッチリつくり込まれたサクシードバン。フロントバンパーのコーナープロテクターとサイドモールがボディ同色となる“カラーエディション”のため、見た目はワゴンと同じ仕様になっている。これがチューニング内容を含めて見どころ満載の1台だったりする。

 

 

まず注目は遠心式のHKS GTスーパーチャージャーが装着されたエンジンだ。といっても、サクシード用は当然ラインアップにないんで、ブラケットからパイピング類までワンオフ製作されている。GTスーパーチャージャーは、ルーツ式などに比べると本体サイズがコンパクトだから取り付けスペースにはそれほど困らないように思うけど、クランク軸からベルトで駆動する以上、取り付け場所はかなり制限されるのが現実だ。それを思うと、キレイに収まったGTスーパーチャージャー装着の陰には、あれこれ苦労もあったんじゃないかと想像する。

 

 

ちなみに、スーパーチャージャー本体はHKSがラインアップする中で最小サイズとなるGTS4015HPを選択。単体重量は3.5kgと軽量コンパクトだけど、ブースト圧によっては最大150psを上乗せできるほどの風量を持つ。

 

 

また、過給によって不足する燃料を補う手段としてインマニに210ccインジェクターを追加。3世代くらい前の国産チューニングカーを見てるようだけど、メインインジェクターをイジらなくていい分、シンプルな制御で済むのがメリットだ。

 

 

増大するパワーを安定発揮させるために、HPI製中置き汎用品を使った前置きインタークーラーも製作。スーパーチャージャーで圧縮されて高温になった吸気を冷やし、シリンダーへの充填効率を高める。

 

 

重要なエンジン制御は、純正ECUをベースにHKS F-CON iSで補正をかけるシステムでクリア。メインインジェクターの燃調、点火時期、追加インジェクターの噴射量やタイミングなどをコントロールする。

 

フジムラオートでのパワーチェックでは、この仕様で最大ブースト圧0.6キロ時に145.9psを計測。ノーマルが101.5psだったから、約45psものパワーアップを果たしてることになる!

 

 

また、このサクシードはトヨタの他車種用純正パーツをあちこちに流用してるのも見どころだ。室内をのぞくと、ステアリングはグリップが太く革巻きとなるイスト用、シフトノブも革巻きで握りやすい形状のヴィッツG’s用を流用。シフトブーツやエアコン操作ダイヤルはヴィッツRS用だ。右端のエアコン吹き出し口にはデフィアドバンスCRブースト計をセット。その下には充電用USBポートなどもさりげなくインストールされている。

 

 

さらに、スタッドレスタイヤ用スチールホイールはシエンタ/ポルテ純正をブロンズ塗装したものを使っていたりする。サクシード純正が5J×13+39、もしくは5.5J×14+45に対して、これは5.5J×14+33とインセットが浅く、トレッドが拡がってカッコよく見えるからというのが装着の理由。こだわりがハンパない。

 

 

なお、通常時のホイールはRSワタナベのエイトスポークF8F、サイズは前後7J×15+36を履く。リムはオプションの切削で、明るめのシルバーが足元を引き立てる。これに組み合わされるのは195/55R15サイズのポテンザアドレナリンRE003だ。

 

「クルマはイジりたい。でも、ノーマルのバランスが崩れたり後付け感が出たりするのはイヤなので、純正流用にこだわってます」とオーナー。たしかに、同じトヨタ車からの流用だったらコーディネイトもしやすいだろうと思う。

 

 

ショップに任せる部分とオーナー自らが手を加える部分。そのすみ分けを明確にしながら、サクシードバンは今後も進化していくだろう。

 

TEXT:Kentaro HIROSHIMA/OWNER:梅木 渉

 

●取材協力:フジムラオート 京都府京都市南区上鳥羽卯ノ花65 TEL:075-661-9393

 

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フジムラオート

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