あえて当時モノのチューニングパーツで仕上げた320馬力の快速ランタボ(A175A)! | web option(ウェブ オプション)

あえて当時モノのチューニングパーツで仕上げた320馬力の快速ランタボ(A175A)!

当時モノのパーツを使用して2.0Lフルチューンを構築! 

 

パイピングにまで拘った見た目の美しさも必見!

 

FRセダンのランサーEXに1.8LターボのG62Bエンジンを搭載し、1981年に登場したA175Aランタボ。前期型はインタークーラーレス、1983年マイチェン以降の後期型ではインタークーラー付きとなった、ランエボのルーツと呼べる高性能4ドアセダンだ。非対称トレッドパターンが注目を集めたハイグリップラジアル、アドバンHFタイプDや強化ストラットなど、走りに直結する高性能パーツがオプション設定されていたことでも話題になった。

 

 

徹底したレストアにより、バツグンのコンディションを保つこのランタボは、ランエボ&インプレッサチューニングに精通する「ボズスピード」が仕上げたマシン。F-CON Vプロや最新の電気式ブーストコントローラーなどは使わずに、当時のパーツでフルチューンされているのが特徴だ。

 

 

美しいエンジンルームに鎮座するパワーユニットは、HKS85.5φ鍛造ピストンと4G63用クランクシャフトを組んだ2.0L仕様だ。カムはHKS製(IN/EX260度)に交換され、燃料系はノーマルのシングルポイントインジェクションを残したまま550ccインジェクターを2本追加し、レビックでコントロール。燃調はPFC-Fコンで制御される。そこにTD05-18Gタービンを組みあわせ、最大ブースト圧1.2キロ時に320psを発揮する。

 

 

ちなみに、ランタボはエアフロからの信号がフィードバック制御の補正程度にしか使われていないため(基本はスロットル開度とエンジン回転数で燃調を制御)、撤去してもエンジンを始動できたとか。そのため、PFC-Fコンで燃調をキッチリ整えるだけで、エアフロレス仕様にすることができたという。

 

また、剛性の低さが目立つボディは、ヘタに補強すると補強していない部分にしわ寄せがくるため、5点式ロールケージを這わせたくらいでその他に特別なことはしていない。ダンパーもそれに合わせたセッティングで、低めの減衰力でしっかりストロークさせることで荷重移動をしやすくしている。どちらかといえば、ラリー競技向けのセッティングに近いという。

 

 

一方のインテリアはドンガラ仕様だ。メーター類はブースト圧や油温計にプラスして工業用の排気温計を導入しているのがポイントだ。これは設定温度に達しなくても、明らかに異常なスピードで温度が上昇したときなどにもワーニングランプが点灯するスグレモノだ。

 

街乗りするにはちょっとキビシイ仕様だけど、1トンそこそこのボディが吹っ飛ぶように加速するのは痛快の一言。重量級スポーツカーでは味わえない、ランタボならではの魅力だ。

 

取材協力:ボズスピード TEL:048-952-8586

 

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ボズスピード

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