シビックタイプR(FK8)のECUチューニングを全公開! 実測380psを達成する老舗のチューンドプログラムに迫る

公開日 : 2019/03/18 06:30 最終更新日 : 2019/03/18 06:30


ボッシュ製ECUを掌握! ブースト圧からバルタイまで完全制御!

 

最新ツールと豊富なノウハウで60psアップのECUチューンを敢行する

 

現代のチューニングにとってキモとなるのがコンピュータチューニング。そして、新たな車種、新たなシステムが登場するたびに他に先駆けてチャレンジをしているのがフェニックスパワー横山代表だ。あまりホンダ車のイメージがないかもしれないが、FK8に関してはワークスマシンを導入して積極的にチューニングへアプローチしている。

 

 

「今回、FK8を買おうと思ったのはボッシュのコンピュータユニットを採用しているから…というのが大きかったかもしれませんね。ボッシュのユニットは現行スイフトなどを始めとして日本車にも採用されており、これからも増えてくる予感。GRスープラもそうですから。そんなボッシュ製のユニットをいち早く攻略したいという気持ちが強かったんです。ところが、実際に車両をテストしてみると想像以上に魅力的なエンジンが搭載されているクルマだってことがわかって俄然やる気が出ちゃいました」と横山代表。

 

 

さらに、横山代表によると、K20Cエンジンは可能な限りストイキ領域と呼ばれる理想空燃費に近い状態を保つようになっており、かつてのターボエンジンでは想像できないほど燃料が薄い状態をキープする。こういった制御は、最近のエンジンのトレンドにもなっているもので、フェニックスパワーにとってはお手のもの。アペックス製のRS-Xマフラーを投入した上で、パワー&トルクを引き出すために必要な領域を見極め燃料を増量、ノーマルから約60ps以上もアップの380psものパワーをマークすることに成功している。

 

 

もちろん、単純に燃料を増やすだけでなくブースト圧の過渡特性やバルタイ/バルブリフト、点火時期などともバランスを取りながらやっているのは言うまでもない。特に最大ブースト圧は1.7キロまで高められていて、このパワーの大きな源となっているのだ。

 

 

フェニックスパワーではサーキットも含めてかなりのテストを行った結果、トラブルが起きないことを確認できたのでFK8も『オリジナルアプリケーションCPUデータ(16万8000円)』のシリーズに加えられることが決定。具体的にはアメリカ製の『Kチューナー』というツールを使い、OBDIIポートからデータの書込むのだが、ここでひとつ注意点がある。

 

 

Kチューナーに限らず現段階ではどこのツールを使っても同じなのだが、ボッシュ製ユニットにデータを書き込むにはECUアンロックまたはジェイルブレイクと呼ばれる作業が必要なのだ。これは、コンピュータユニットのフタを開けて直接基盤にアクセスする非常に繊細な作業なので、初めてコンピュータチューニングを行う際には来店するかユニット本体を送る必要がある。とはいえ、そんな作業も最初の1回だけで、それ以降はOBDIIポートから自由に書き込めるようになるからご安心を。

 

 

なお、このオリジナルアプリケーションCPUデータによるチューニングプログラムは『+Rモード』に書き込まれるので、日常はノーマルデータを使用してバトル時に380psのチューニングデータを解放する…という使い分けができる点も見逃せない。

 

 

すでに380psをマークしているものの、K20Cのポテンシャルはまだ残されているのではないかと睨んでいる横山代表。フェニックスパワーは、FK8のコンピュータチューニングにおいても、大きな話題を呼ぶこと間違いなしだ。

 

●取材協力:フェニックスパワー(福井店) 福井県坂井市丸岡町朝陽2-317 TEL:0776-67-2980/(京都店) 京都府久世郡久御山町佐古外屋敷37-2 TEL:0774-48-1157

 

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