巷で人気のブリッツZZ-R車高調の実力とは? WRX S4に装着してレーシングドライバーが全開テスト検証!

公開日 : 2019/03/09 06:30 最終更新日 : 2019/03/09 06:30

人気爆発中のブリッツ車高調「ZZ-R」を青木孝行が試す

 

フルタップ・モノチューブ! 減衰力32段調整のハイスペック搭載!

 

全ラインアップで単筒式構造を採用する全長調整式車高調として、ブリッツが展開している大人気シリーズが『ダンパーZZ-R(ダブルゼットアール)』だ。

 

 

単筒式ならではの大径ピストンの採用により、微細な減衰力調整が可能でZZ-Rは32段もの調整幅を設定。さらに、軽量化のためブラケットを鍛造アルミ製としながら、価格のリーズナブルさも追求している。

 

「ZZ-Rは快適性を犠牲にせず、スポーティな走りとローダウンによるスタイリングを実現することがコンセプトです」とはブリッツ広報の小林さん。

 

 

シリーズにはサーキットユースをメインとした別体タンク装備の『ZZ-RスペックC』も設定されているが、一般ユーザにお薦めはZZ-R。こちらはストリートユースがターゲット。ワインディングや高速道路でのスポーツ走行はもちろん、家族とのドライブまで幅広い用途に対応できる。特に今回テストしたWRX S4用では、特に乗り心地が重視されている。

 

「WRXは格段にボディ剛性が高まったので、先代型よりもスプリングレートを低く設定し、しなやかな乗り味を出しています。それとS4の場合はインチアップのニーズもありますから、18インチのハイグリップラジアルに加えて、19インチのスポーティタイヤでも開発をした、懐の深い仕様になっています」とブリッツ小林さんは語る。

 

 

WRX S4用の標準スプリングレートは前後ともに6kg/mm。減衰力設定はユーザーの好みだが、19インチタイヤでは緩めの『前20段&後26段』あたりがお勧めとのこと。18インチのハイグリップラジアルでは『前16段&後20段』が狙い目となる。

 

 

また、アッパーマウントは、WRX S4用が静粛性やしなやかな乗り味を追求して前後とも強化ゴム、WRX STI用がフロントがピロアッパー仕様となっている。写真の減衰力調整ダイヤル上にあるのが、車内から減衰力調整を行うDSCのステッピングモーターだ。

 

 

もちろん、インチアップで扁平タイヤを装着することになれば乗り心地は固くなるが、それも減衰力の調整でリカバリーできる。また「スポーツ走行時とファミリードライブ時で減衰力を小まめに変更したい」というユーザーには、車内から遠隔で減衰力調整が可能になるスペックDSCがベストだろう。エントリーモデルらしからぬ高機能であらゆるニーズに対応できるのが、ダンパーZZ-Rの魅力だ。

 

 

STREET IMPRESSION!

by レーシングドライバー青木孝行

 

ノーマルの挙動が底上げされてしなやかな乗り味が気持ちいい!

 

「テスト車両のWRX S4は19インチ(235/35R19)のディレッツァDZ102を装着。車高ダウン量はフロントが25mm、リヤが20mmとのこと。この状態でアイサイトの動作確認も行い、問題なく作動したそうだ。

 

スプリングはノーマルよりややレートアップされていると思うけど、しなやかな乗り味で気持ちいい。クルマ本来の挙動を変えずに、全体的に底上げされてる感じかな。さすがに19インチタイヤだから、コツコツ感はちょっとあったけどさ。

 

減衰力は緩めのフロント20段、リヤ26段の初期設定が普通に街乗りできるし、ワインディングでも粘り感があって気持ち良かったかな。この減衰力の電子制御システムも楽しいね。ステアリングスイッチで操作できるのが魅力だよ。車速で減衰力モードが自動で切り替わるのも自然で驚いた。ダンパーの特性は明らかに変わったけど、いつ変わったかには気付かなかったくらいだよ」

 

取材協力:ブリッツ