【プレイバックD1グランプリ-2001年(初年度)-】世界最高峰の競技ドリフトを目指してD1シリーズ開幕!

公開日 : 2019/02/22 06:39 最終更新日 : 2019/02/22 23:27


D1GP2001年シーズン

群を抜くスピードとコントロール技術で谷口信輝が初代チャンピオン獲得

 

初年度は普通のドリフト大会の延長だった

 

ほぼ全員が、ふだんも使っているマイカーを持ちこんで争われたこのシーズン。すでにレーシングドライバーとして活動を始めていた谷口信輝は、第2戦からドリフトには不向きとされていたSタイヤを投入して優勝。

 

その後も高いスピードと優れたコントロール技術を見せてポイントを積み重ねる。チャンピオン争いは、谷口と第1戦の勝者・今村陽一、第4戦の勝者・上野高広の三つ巴になった。

 

最終戦ではまず上野が単走で脱落。その後は今村と谷口が一歩も引かず、決勝での直接対決でチャンピオンを決するという劇的な展開になった。その決勝では、今村にドリフトが戻るミスが出て谷口が勝利。谷口がD1初代シリーズチャンピオンを獲得した。

 

最新のD1グランプリ情報はこちらから!

 

初年度は普段着で参戦していた選手も!

第1回開催時(2000年10月/エビス南)はまだシリーズ戦の予定は発表されておらず、「賞金が出る」というだけで、ある意味ふつうのドリフト大会の延長線上にあった。参加者もそれまで同様に、全員が普段着のまま。翌年にシリーズ戦の概要が発表されると、第2戦から「プロスポーツにふさわしいように」とレーシングスーツを着る選手が出てきた。その後も普段着で参加しつづける選手も多かったが、最終戦からレーシングスーツの着用が義務づけとされ、競技色が高められていった。

 

 

第1戦(2000年10月6日) エビスサーキット南コース

順位 ドライバー マシン
1位 今村陽一 トレノ(AE86)
2位 上野高広 ソアラ(JZZ30)
3位 手塚 強 チェイサー(JZX81)
4位 谷口信輝 シルビア(S15)
5位 瀬崎 誠 シルビア(PS13)
6位 丸山 透 トレノ(AE86)
7位 板井輝昭 180SX(RPS13)
8位 古口美範 180SX(RPS13)
9位 風間靖幸 シルビア(S15)
10位 水畑 力 シルビア(S14)

※この第1回大会は、単走のみで段階的に人数を絞っていくという方法で決勝が行われた。その後のような1対1の追走方式ではないためトーナメント表もなかった。第2戦から先行/後追い方式の追走トーナメントが取り入れられ、それが現在まで続いている。

 

第2戦(2001年2月16日) 日光サーキット

順位 ドライバー マシン
1位 今村陽一 トレノ(AE86)
2位 上野高広 ソアラ(JZZ30)
3位 手塚 強 チェイサー(JZX81)
4位 谷口信輝 シルビア(S15)
5位 瀬崎 誠 シルビア(PS13)
6位 丸山 透 トレノ(AE86)
7位 板井輝昭 180SX(RPS13)
8位 古口美範 180SX(RPS13)
9位 風間靖幸 シルビア(S15)
10位 水畑 力 シルビア(S14)

 

第3戦(2001年5月29日) 備北ハイランドサーキット

順位 ドライバー マシン
1位 春口 満 RX-7(FC3S)
2位 神本 寿 トレノ(AE86)
3位 植尾勝浩 トレノ(AE86)
4位 前田 謙 レビン(AE86)
5位 丸山 透 トレノ(AE86)
6位 田尾日出人 トレノ(AE86)
7位 湯浅良太 レビン(AE86)
8位 今村陽一 トレノ(AE86)
9位 手塚 強 チェイサー(JZX81)
10位 三木竜二 シルビア(S14)

 

ピックアップROUND!

第3戦が開催された備北ハイランドは、関東のドリフターがほとんど走ったことのないサーキットだった。また、このサーキットで高い評価をされる走りも、関東にはあまりないスタイルだった。それもあって東日本勢が大苦戦。追走に進出できない上位ドライバーも続出した。その一方で活躍したのが走り慣れている地元勢。なかでも、ラリークイックと呼ばれる振り出しを駆使して、強烈な角度をつけた春口が優勝した。

 

第4戦(2001年8月12日) エビスサーキット南コース

順位 ドライバー マシン
1位 上野高広 ソアラ(JZZ30)
2位 平岡英郎 シルビア(PS13)
3位 神本 寿 レビン(AE86)
4位 谷口信輝 シルビア(S15)
5位 今村陽一 トレノ(AE86)
6位 高橋 博 トレノ(AE86)
7位 前田 謙 トレノ(AE86)
8位 湯浅良太 レビン(AE86)
9位 中澤昌司 レビン(AE86)
10位 荻野目久 シルビア(PS13)

 

第5戦(2001年11月29日) 日光サーキット

順位 ドライバー マシン
1位 谷口信輝 シルビア(S15)
2位 今村陽一 トレノ(AE86)
3位 神本 寿 レビン(AE86)
4位 湯浅良太 レビン(AE86)
5位 瀬崎 誠 シルビア(S15)
6位 前田 謙 トレノ(AE86)
7位 植尾勝浩 トレノ(AE86)
8位 古口美範 180SX(RPS13)
9位 猪瀬 徹 RX-7(FC3S)
10位 三木竜二 シルビア(S14)

 

この年はSタイヤも使われていた!

現在はストリート用タイヤで行われているD1グランプリだが、初年度はSタイヤ(モータースポーツ用セミレーシングタイヤ)を使っても構わなかった。谷口はこのSタイヤを使いこなし、他の選手よりも圧倒的にスピードの高いドリフトを見せた。シーズン中、谷口以外にもSタイヤを試した選手は多かったが、ストリート用タイヤより明らかにグリップが高いSタイヤを谷口ほどには使いこなせる選手は登場しなかった。