格安2.0L化チューンでハイトルク&高燃費を手に入れたEG6シビック!

公開日 : 2019/02/20 06:30 最終更新日 : 2019/02/20 06:30


400ccの排気量アップで高速クルーズも快適にこなす!

 

純正パーツ使用でリーズナブルに仕上げたB20Bブロック使用の2.0Lエンジン

 

軽量化+吸排気&足まわり程度のライトチューン車両でも、いまだに耐久レースなどで上位に食い込むなど、そのポテンシャルの高さが魅力の5代目シビック。

 

 

搭載されるB16Aエンジンは、リッターあたり100馬力オーバー、170馬力を誇るVTEC1.6Lユニットだ。とはいえ、走行距離が伸びているクルマがほとんどで、今後乗り続けようと考えると、エンジンオーバーホールは避けて通れないのが実情だろう。

 

 

そこで、オーバーホールついでに1750cc仕様や2000cc仕様などへの排気量アップチューンを提案しているのが、大阪の老舗ショップ「レーシングサービスファクター」だ。

 

 

「社外のピストンやコンロッド、クランク等を使えば、高回転やハイパワーを追い求めることも可能ですが、それだけ費用も跳ね上がってしまいますよね。ウチが作っているのはレーシングカーではなくチューニングカーなので、コストパフォーマンスも重要だと考え、ストリート中心のユーザーにはあえてリーズナブルな純正流用チューンをオススメしていますよ」と、ファクターの松下さん。

 

この一見ノーマル風なEG6も、ステップワゴンなどに搭載されるB20Bエンジンブロックに、他車種用ピストンなどを組み込むことで2.0Lへと排気量アップが施されたマシン。

 

 

深夜の高速クルーズなどを楽しみたいというオーナーの意向にあわせて製作しているため、比較的ライトな仕様となっているものの排気量アップの効果は絶大。高速巡航はもちろんのこと、街乗りでもひとつ上のギヤで走ることができるため、高回転まで回さなくてもよくなり、エンジンに優しく燃費もアップするなどメリットも多い。ファクターでのエンジン製作費用は40万円〜と、コストパフォーマンスに優れている点も注目だ。

 

B16A本来の高回転特性は弱まるものの、圧倒的なトルク感が生み出す「余裕」こそが、このチューンドの魅力なのである。

 

取材協力:レーシングサービスファクター

 

ヘッドはB16AのままEK9純正カムを装着。腰下はB20BブロックにB20Bクランク、強度に優れた他車種用85φピストン&コンロッドを組み込んでハイコンプの2.0L化を達成。セッティングは純正コンピュータ書き換えによって行われる。ヘッドや補機類などはもともと使っていたものを活かすことで、リーズナブルに排気量アップを実現している。

 

水温管理を徹底するために大容量のアルミラジエターを装着し、コンソールの目立つ位置に追加水温メーターを装着。電動ファンの強制ON/OFFスイッチも設けている。ちなみにファクターでは、エアコン付き用とエアコン無し用の2タイプのラジエターをラインアップしていてこれはエアコン付き用だ。

 

もともと装着していた社外マフラーは「もう少し音量が大きい方がいい」というオーナーの希望により、ワンオフ加工をほどこした。ファクターではオーナーの希望にあわせてVTEC領域の音量を大きくするなど、ワンオフマフラーチューンも得意としている。

 

ブローバイガス対策のオイルキャッチタンクも装着。B16Aはブローバイにオイルが混じってオイルが減りやすくなったりパワー感がなくなったと感じはじめるのが、オーバーホール時期に近づいているサインだとのこと。

 

B16Aの定番トラブルとして知られる点火系不良。原因はイグナイターの故障が大半だが、ファクターではこういったウイークポイントをしっかりと把握していて、もちろんこの車両でも対策済みだ。

 

エクステリア、インテリアともに、ほぼ純正のままキレイに維持されているのはオーナーのこだわり。中古車販売も手がけるファクターによると、EG6はドンガラ仕様が流行していたため、最近はこうしてキレイに内装が残っている車両を探す方が困難だという。

 

乗員保護の目的はもちろんのこと、走り屋っぽい雰囲気を大事にしたいというオーナーの意向で装着されたロールケージ。もちろんストリートを流す際には欠かせないオーディオやETCも搭載。

 

足まわりはファクターの全長調整式オリジナルサスペンションキットを装着。減衰力30段階調整機能付きで、街乗りからサーキットまで幅広くカバーするという。スプリングレートはフロント14kg/mm、リヤ12kg/mmにセットされている。