超美麗510ブル! オールドBMWを思わせるフォルムにフルチューンSR20を搭載! | web option(ウェブ オプション)

超美麗510ブル! オールドBMWを思わせるフォルムにフルチューンSR20を搭載!

もはや510の仮面を被ったN2シルビアか!?

 

旧車ならではのFR軽量ボディを新世代の足とエンジンで最大活用

 

日産自動車の設立より古く、戦前から続く自動車ブランド“ダットサン”は、その後日産の輸出車用ブランドとして、そして国内でもサニーやフェアレディ、ブルーバード、ダットサントラックなどのブランドとして1980年代まで使い続けられた。

 

 

そんなダットサンブランドの名車の1台が、この車両のベースとなった3代目、510系ブルーバード。1967年〜1972年まで製造された。

 

ベース車両は当時新開発だった4気筒L型エンジンをFRレイアウトで搭載。当時の乗用車としては先鋭的とも言える独立懸架式サスペンションを採用し、高い走行性能を実現。サファリラリーで日本車初優勝を飾るなど、性能に加え耐久性の高さを実証。「ラリーの日産」の立役者となったモデルだ。

 

 

また、エアコン未装着時代の象徴でもあった三角窓を換気機能の強化により廃止したことや、直線基調のシャープなボディライン(スーパーソニックライン)を採用したことも好評で、国内外で大ヒットとなった。

 

この510の中でも現在でも人気が高いのは、フケの良い1600cc&1800ccエンジンを搭載したクーペ。ハイチューンを施せば900kg台前半という軽さも武器に、現行スポーツモデルでも侮れないほどのマシンに仕上げることが可能だ。

 

 

そんな軽量FRボディの利点を活かしてサーキット走行を楽しむべく、次世代のエンジンやサスペンションをドッキングしたのがこのブルーバード。エンジンばかりに目を向けてしまいそうだが、単にエンジン換装を施しただけではなく、その進化を受け止めるためにサスペンションやブレーキ一式までもアップデートされている。

 

 

搭載されたエンジンはN2シルビアを彷彿とさせるS13用SR20DEのフルチューン。東名パワードの4連スロットルなどでレスポンスを追求。その出力はOS技研の3速クロスミッションを介し、S14シルビアから丸ごと移植した足まわりを通して路面へと伝えられる。

 

そして、ボディ自体は軽量化とともに徹底補強。現代のような衝突安全基準が無いことが軽量&コンパクトにつながる旧車ではあるが、現在のハイグリップタイヤに対応して性能を発揮するには、剛性アップが必要不可欠だからだ。

 

 

なお、この車両の特徴とも言えるフォルム、オールドBMWを彷彿とさせるエアロスタイルは完全にワンオフされたもの。リヤマルチリンクの移植にともなうトレッドの拡大に合わせる意味もあり、スタイルにも大幅なモディファイが加えられた。

 

その方向性は510ブルーバードのイメージを壊さず、そして往年のワークスマシンをイメージさせるものだが、ミラーやウイングなど最新のエアロチューンからのフィードバックも少なくない。

 

PHOTO:Kiyoshi NISHINO

 

エンジンはSR20DEをベースに、IN/EXともに東名280度ハイカム、86φピストン、H断面コンロッドを組み込んだハイチューンNA仕様。バルクヘッドの加工も施して後方にマウントしている。最高出力は200psだ。

 

ECUは「ミューオン」というレース用のフルコンを採用。マカオGPのツーリングカーレース車両で使用されていたものとのこと。

 

スロットルは東名パワード製。タコ足はこのマシンのために製作されたスペシャルとなる。

 

サイドフロー3層アルミ製ラジエターで、サーキットユースに対応。その下に見える補強バーはテンションロッドの付け根に接続。

 

トランクには安全タンクを埋め込み、燃料系を美しくレイアウト。

 

サイドバーやガゼットなど、当時は使われていなかった手法で剛性アップされているのがわかるインテリア。センターにタコメーターが配置されたインテリアは、オールドレーサーとも言えるこの510の雰囲気も高める。ミッショントンネルなど、ボディ各部はシルビア用などのパーツ移植のため大きく加工されている。

 

サスペンションなど足まわりは前後ともにS14シルビアから移植。ワイドボディ化によりコーナリング性能も大幅に向上。アッパーマウントはキャスター角を付けるように装着方向を変更し、フロントにはR33スカイラインのブレーキを移植している。