これぞ「戦うSUV」 ジュークもイジればここまで速くなる! ブーストアップ仕様の強心臓をECU解析で実現した8速CVTで繋ぐ! | web option(ウェブ オプション)

これぞ「戦うSUV」 ジュークもイジればここまで速くなる! ブーストアップ仕様の強心臓をECU解析で実現した8速CVTで繋ぐ!

ブーストアップで250馬力を発生する走行会スペック!

 

CVT8速化プログラムを施して全域パワーバンド化!

 

その奇抜なスタイルや、欧州日産がR35GT-Rの機関系を移植したジュークRを製作し、プライスボードまで掲げた(4台製作/約6500万円!)ことで、化け物マシンのイメージも付けられた日産のジューク。日本国内でもファッショナブルなSUVとして、多くのユーザーに受け入れられた。

 

 

そんなジュークだが、4WD、FFモデルともにターボエンジンがラインアップされたことで、“走り”の性能アップへの可能性を見いだしたのが、名古屋・広島・岡山に拠点を展開するNテック。

 

同ショップはコンパクトモデルを中心にしたソフトチューンをコンセプトとして掲げているが、メカニズムやコンピュータチューンにも精通していることでも知られている。

 

 

このジュークも、ジュークRに触発されてイチ早くチューニングに着手。吸排気パーツの製作やECUチューンによるブースアップを行うばかりでなく、プログラムの解析により元々6速に刻まれているCVTミッションのステップレシオを8速化してパワーバンドのキープを可能とし、さらにニスモRSグレードのみに装備されるパドルシフトまでも追加装備できるようにしてしまった。

 

 

ちなみに、ブースト圧は1.5キロまでオーバーシュートして、1.3キロ弱でで落ち着く設定で約250psを発生する。

 

また、ジュークなどCVT車の弱点ともいえるCVTのキャパシティ不足(油温上昇)を解決するために、大容量オイルパンまで製品化。というのも、油温の上昇をECUが感知すると、制御がセーフモードに入ってしまい、シフトが作動しなくなってしまう場合があるからだという。この車両は、サーキットでの連続走行を可能にするために、さらにCVTフルードクーラーを追加。そして、シフト時のミッションのスベリ制御を調整し、キビキビとした変速が行えるようになっている。

 

 

もちろん、走行性能の向上をトータルで行うべく、オリジナルのサスキットを設定、前後にビッグキャパシティブレーキキットも装備している。

 

なお、ベース車両がFFモデルなのは、軽快に楽しく走るには4WDよりも素性が良いということと、4WDの走行負荷は駆動系の許容を超えてしまうことから。そのため、4WDモデルをチューニングする場合はブースト圧をもう少し押さえ、出力をセーブすることを推奨するという。

 

そして、ここで紹介されたチューニングはすべてメニューやキットとしてユーザーに展開可能なもの。便利なSUVでサーキット走行やチューニングを楽しみたい、そんなユーザーはNテックに相談に相談すれば糸口が開けていくことだろう。

 

ターザン山田@インプレッション!

「最初は“こんな(!?)SUVでサーキットなんて!?”と思って乗り込んだら、意外や意外!! すっごくいいの。パワーはあるし、ギヤ比の刻みは細かくパワーバンドをはずさない。そして足はシックリ、制動力もバランスまで文句なし。今回はタイム計測をしていないんだけど、アタックしても同クラスのスポーツカーに引け目をとらないだろうね。決して突出した性能じゃないかもしれないけれど、パッケージとしてすごくまとまっている。ジュークの素性の良さもチューナーの腕の良さも感じられる、まさに優等生的チューニングカーと言えるジュークだ」

 

取材協力:エヌテック岡山エヌテック名古屋

 

エアロなどそのスタイルにはジュークニスモのパーツが組み込まれているが、撮影車両のベースは1.6Lのターボエンジン(MR26DDT)を搭載したFFモデル。4WDモデルでもほぼ同様のチューニングを施せるが、ミッションの許容出力の問題でブースト圧を下げることを推奨するという。

 

エアクリーナー、インタークーラー、エキゾーストと吸排気チューンを一式整え、ブースト圧を高めることで約250psを発生。これらのパーツはすべて、N-TECオリジナルのパーツとしてラインアップされる。

 

ECUの解析とマッピングを独自に行い、元々6速のステップ比を8速化パワーバンドをキープできるようにした。また、同時にブースト圧のセットやニスモRS同様のパドルシフトの投入プログラムも入れられる。もちろん、燃調や点火次期など一般的な要素も最適化。とくに中間域で出力傾向の燃調プログラムをほどこすことで走りのグレードを大きくアップするそうだ。

 

安定した走行性能を得るために、ミッションの大容量オイルパンまで製品化。この車両は、さらに連続走行を可能とすべくインタークーラー(N-TECオリジナル)の前にCVTフルードクーラーを装着。

 

ターザン山田もベタ褒めのオリジナルサスキット+ブレーキキットが組み込まれた足回り。SUV車両は慨して車重が大きい傾向にあるので、ブレーキの大容量化は欠かせない。

 

ボンネットにはタービン周辺の蓄熱を防ぐべく、R35GT-R用のインテークダクトを移設。これはジュークRからヒントをもらった手法だ。ちなみにカーボン柄はカッティングシートによるドレスアップ。