ドアもボンネットも逆開き! 変態すぎる魔改造R35GT-Rの登場だ | web option(ウェブ オプション)

ドアもボンネットも逆開き! 変態すぎる魔改造R35GT-Rの登場だ

スーサイドドアにチルトボンネット…大技満載のカスタムGT-R!

 

常用700psのパワーチューンと絶対的存在感のオンリーワンスタイル

 

カスタムの醍醐味といえば“自分だけのオリジナルスタイル”を作り上げること。この発想は特別な1台を求めるクルマ好きにとっては当たり前ながら、なかなか実現しえない欲求と言える。

 

 

オーナーが、その拘りを極限まで突き詰めることによって誕生したのが、この『インペリアル・ミント』とショーネームが付けられたR35GT-R。国内のドレスアップコンテストで数々のアワードを手中に収めてきたスーパーカスタムマシンだ。

 

 

なお、ベース車両のR35GT-Rは国内販売モデルではなく、おそらく日本に1台しか存在しないであろう中期北米仕様としてるところも見逃せない。ベース車両の選定段階から「特別」を追求している。

 

カスタム内容はもはや凄まじいレベル。エクステリアについては、スーサイドドア化やチルトボンネットといった超大技を投入しながら、フロントフェンダーやルーフなどのボディパーツをフルドライカーボン化。フロントバンパーに関しては、純正フォルムが最も完成度が高いと感じたため、あえて純正デザインをドライカーボンで再現するという変態っぷりである。

 

 

ショーネームにもあるボディカラーは、カタール王室がオーダーしたロールスロイス・ファントムに塗られたミントグリーンをオマージュ。さらに発色を際立たせるため、アイスパールを配合しているという。

 

心臓部に関しては、もともとハイスペックなVR38DETTのため吸排気+ECUチューンに留めているが、それでも約700psというから恐れ入る。「ストリートをメインにデイリーユースなマシンだから、トラブルフリーで扱いやすい、このくらいのパワーがいいと思うんですよね」というのはオーナーの弁。

 

 

ストイックに性能を追い求めるのではなく、ストリートを意識しつつ芸術性までを追求した快作。それは、カスタムGT-Rのひとつの到達点とも言えるクオリティだ。

 

なお、このマシンには後日談がある。オーナーの欲望は尽きるどころかますます加速していき、2018年に大幅リメイクを敢行。そして「MAGNUM OPUS R35GT-R」という新しいコードネームを引っさげて東京オートサロン2019に乗り込み、見事にカスタムカーコンテストで優秀賞を手にしたのである。

 

PHOTO:Motosuke FUJII

 

インテークやパイピングはチタン製で、見た目から最上級のチューニングを連想させる。エキゾーストには最高峰マテリアルとされるインコネルを使用するなど、機関系にも妥協のない仕上げがなされている。出力はストリートでの使い勝手を重視して700psに設定、ECUはアミューズでセッティングを行う。

 

ドライカーボン化されたボンネットはヒンジをワンオフして逆開きのチルト式でオープン。左右ドアはやはり逆開きのスーサイド方式に変更している。

 

アウタードアハンドルはフェンダーオーナメントの延長線上に配置するほか、ドアのプレスラインも大幅に変更される。ホイールはレクサーニのフォージドモノブロック105/106を、左右異なるカラーリングでセット。

 

トランクはドライカーボン製だが、2テール化したランプに合わせて延長加工されたワンオフ品。その内部にはカーボンの素材感を活かすNXタンクをセットし、エアレックスのデジタルエアサス用のタンクとして活用している。

 

レザーで張り替えられたカスタムインテリア(リヤ)。センターコンソールから後方まで繋がるオーバーヘッドコンソールもカーボンで製作。リアシートを潰してセットアップされたオーディオは、マフラー職人によるチタンの手曲げステーによって固定されている。