0-400mを11秒台で走破する激速のハチロク(AE86)改1JZターボ仕様! | web option(ウェブ オプション)

0-400mを11秒台で走破する激速のハチロク(AE86)改1JZターボ仕様!

お気軽メイクでゼロヨン11秒台を叩き出すドラッグ仕様

 

軽量なハチロクのボディに1JZ-GTE改を換装

 

1983年(昭和58年)にデビューしたAE86カローラレビン。オリジナルの車両は1600ccの4A-Gを搭載、グループAやN2など多くのレース、そして多くの競技カテゴリーでも活躍した。同時に、峠の走り屋ご用達のチューニングベースとしても人気を博し、AE86で走りを覚えたという30代後半以上のクルマ好きも多いだろう。

 

 

ここで紹介するAE86は、その軽量なボディに目をつけてドラッグ仕様のチューニングベースとされたもの。

 

製作したガレージアクティブによると「カタログ値で900kg〜925kg(2ドアレビン)というマシンをベースに、流通量も多く、チューニングメニューも充実している1JZを搭載すれば、すぐ11秒台頭に到達できるな」という構想が浮かび、秘蔵していた極上ボディのAE86に手元にあったJZX90の機関系を搭載する決断をしたという。

 

 

パワートレインの換装にあたっては、駆動系の強度不足が不安となるためエンジンパワーは換装するAT(JZA80用)に合わせて400psに抑え、デフはホーシングごとGX70マークIIバンの7.5インチに変更。当面はドラッグコースでのお遊び用とするので、デフはLSD化ではなく溶接によるデフロックによって組み上げている。

 

 

ちなみに、見た目はあえて普通にいそうなストリート仕様の86に拘り仕上げたという。

 

こうして完成した車両は、仙台ハイランドのジャパンドラッグレースウェイに持ち込まれ、2度目の走行であっさりと11秒166、終速201キロを記録するなど、まさに狙い通りの高性能ぶりを発揮してみせた。

 

 

「まだまだ本格的な軽量化はしていないし、エンジンも400psとライトチューンの範疇。遊びに使うならじゅうぶんな性能だし、本気になるならチューニングの可能性は無限大」と、AE86改を前にアクティブの小林代表は、まんざらでもない笑みを浮かべながらテストを楽しんでいるのが印象的だった。(OPTION2 2014年10月号より)

 

取材協力:ガレージアクティブ

 

ポート研磨と燃焼室微修正、カムはノーマルというエンジンには、アクチューエーター式のGT3037ProSの組み合わせで約400ps。タワーバーをブローバイガスの経路に使用するなど独自のアイデアも盛り込んでの換装。

 

エンジンは15cmほどバルクヘッド側によせて搭載。重量バランスを考慮すると同時にエンジンルーム前方のスペースを確保した。同時に1JZ用のATミッションを換装するためフロアトンネルも一部加工により広げている。

 

エンジンマネージメントはリミッターをカットするためのSLDとF-CON iS。コストパフォーマンスを優先したセレクトだ。

 

クラウンなど多くの車両に使われる7.5インチファイナルのホーシングを加工によるデフロック化して移植。ゼロヨン走行時には225/50-16のフージャードラッグラジヤルを使用する。普段のホイールは自慢のロンシャンXR-4のデッドストック品。

 

センターコンソールにはAT用のセレクターレバーが移植される。アンダーコートなどを剥がしているが、見た目はいたってシンプル。車重が軽いためATでも機敏で安定した加速を実現している。

 

純正リップに多少の車高ダウンはされているが、外観は10秒台を狙うドラッグマシンとは想像させないシンプルなもの。マニアならAE86にしては太すぎるチタマフラーや牽引フックからその片鱗を感じ取ることができるかもしれない。