噂の「デヴェル16(シックスティーン)」を調査! 16気筒4ターボで5007馬力? 最高速500キロ? スモーキー永田&東名パワードが物申す!

公開日 : 2019/02/04 17:00 最終更新日 : 2019/02/04 17:04

12300ccのV型16気筒4ターボエンジンで5000馬力&500kgmは可能なのか!?

 

スモーキー永田&東名パワードがデヴェル16を語る!

 

2017年にドバイ国際モーターショーでプロトタイプが発表された「デヴェル16(シックスティーン)」。見た目からしてサイバーフォーミュラなんだけど、エクステリア以上に心臓部がヤバイ。12.3Lという意味不明な排気量を持つV型16気筒4ターボエンジンを搭載しているのである…。そこから繰り出される最高出力はなんと5007馬力! 最大トルクにいたっては519.6kgm! 

 

 

そんなクレイジーな心臓部にカーボンファイバー製の軽量ボディを組み合わせることで、0-100キロ加速1.8秒、最高速500キロ以上という異次元レベルの走行性能を実現しているという。

 

 

さて、ここからは現実的な話だ。正直言って速度500キロに耐えるタイヤ(ボンネビルのソルトフラッツ用はのぞく)がこの世に存在するとは思えないし、エンジンスペックも信じがたい。排気量が12.3Lということは1気筒あたり約769ccだ。ひとつのシリンダーあたりの排気量がここまで大きいと冷却性は最悪だろうし、とても出力を安定させることなどできるとは思えない。なによりどれだけエンジンがデカくなるのさ!

 

 

このエンジンスペックと公表されている記録については日本のトップチューナーも懐疑的で、屈指の最高速ジャンキーにしてトップチューナーであるスモーキー永田は「4.2Lまで排気量をあげたVR38DETTで1500馬力とか出せるから、それに×3すれば約4500馬力。まぁ出せないことはないと思うけど、500kgm超のトルクに耐えるミッションやペラシャが存在するとは思えない。エンジンベンチでのハイブースト一発勝負なら可能かもしれないけど一般道での常用は無理でしょ」と、ウェブオプ編集部の取材に対して語っている。

 

 

また、エンジンパーツメーカーの東名パワード里井さんは「机上の理論では可能だと思います。12300ccでしょ。かつてRB26の2.7L(2700cc)フルチューンなどで1000馬力を超えていたことを考えるとね。ガソリンによっても変わりますけど。開発と一緒に公開されているデヴェル16の動画を見たのですが、我々が気になったのはあのボディにこのエンジンがどうやって載るの!? ということ(笑)。あと、インテークパイプが2本だけど細いんじゃないかなぁ。ボディ形状を見る限り、冷却も心配ですね 」と答えてくれた。

 

 

このクレイジーなスーパースポーツを市販化しようとしているのは、ドバイ出身の3兄弟により設立された「Devel Motors(デヴェルモータース)」という気鋭のメーカーだ。

 

 

ちなみに、販売価格は5007psを発揮するV16エンジン搭載車が220万ドル(約2億5000万円)に設定される予定で、その他、ダウンスケールモデルとして3000ps仕様のV16エンジン車(180万ドル)とV8エンジン搭載車(150万ドル前後)も用意されるそうな。

 

 

なお、同メーカーは2019年2月15日からカナダで開催される「カナダ国際オートショー」でこのデヴェル16の最新版を披露すると発表している。すでに量産体制も整っているらしく、いずれはこのデヴェル16を公道で拝める日が来るというわけだ。乗ってみたい!

 

 

画像提供:Devel Motors