【最強ホイール解体新書】プロドライブGC-05Nの見所は1ピースの大径感と2ピースの奥行き感を両立する「p-Linker」にあり!
公開日 : 2019/01/02 14:40 最終更新日 : 2019/01/02 14:40
シンプルな造形に宿る新たなる意匠への挑戦
美しさと強さを両立する高精度な加工技術に注目
スポーツホイールの定番デザインといえば5本スポークだろう。特に5Hハブを持つマシンであれば、5つのナットホールと5本のスポークのマッチングは絶妙であり、バランスの取れたスタイリングを構築することができるのはご存知の通りだ。
そして、ここで紹介するプロドライブGC-05Nはシャープなスポークが美しい端正な5本スポーク。ある意味、最もオーソドックスなデザインでありながら新時代への挑戦とも言える新機構を備え、数多くのテストを重ねてリリースされたモデルとなっているのである。
その新機構はリムエンドに配される”p-linker”(アルミ削り出しエクステンション)。このスポークをリムエンドまで延長し、視覚的な大口径感を演出しながら、リム部へ周回状に施されるダイヤカットを、スポーク付け根においても施工可能とする独自のアイテム。このアイテムによって2ピースホイールのような奥行き感と、1ピースホイールならでは大口径感を両立させることが可能となっているのだ。
そして、このような非常に凝ったデザインが実現できるのはプロドライブブランドならではのこだわりがあってこそ。通常であれば量産品は生産性を無視することはできず、多かれ少なかれデザインや性能に妥協せざるを得ないのだが、プロドライブのホイールはプロダクトデザイナーがそれを理想と判断すれば、通常では考えられないほどの複雑な形状を採用することで知られている。
当然ながらその製造には高性能な機器と経験豊富な職人の手が必要となり、おのずと生産量が限られてしまうのだが、そこに一切の妥協は存在しないのだ。
ラインアップは非常に幅広く、例えば86/BRZに適したPCD100の5Hモデルに限っても、16インチから20インチまで展開。今回撮影したエスプリのタイムアタックマシンはフロント18インチ、リヤ19インチという前後異径サイズという攻めたセッティングとなっていたのが印象的だった。
シンプルなデザインの中に宿る革新的なアイディア。まさにプロドライブならではのこだわりがギッシリと詰まった逸品なのである。
取材協力:エスプリ
価格:4万7000円〜14万5000円
サイズ:15×6.4J〜20×11.0J
カラー:ブリティッシュブラック、ブリティッシュシルバー/マシーンドリム、マイスターブラック/マシーンドリム、オルタナティブゴールド/マシーンドリム、フラットブラック、ブラッシュドフィニッシュ、オルタナティブゴールド、ブリティッシュホワイト/ブリティッシュパールレッド
COLOR:マイスターブラック/マシーンドリム (MB/R)
COLOR:ブリティシュブラック (BB)
COLOR:ブラッシュドフィニッシュ (BF)
COLOR:ブリティッシュパールレッド (BPR)
- CATEGORY : NEWS(ニュース) パーツ/グッズ パフォーマンスアップ ドレスアップ CL