【ZESTY RACING RX-7(FD3S)】オーナーと共に成長を続けるワイドボディ仕様の高剛性セブン!

公開日 : 2018/12/18 06:50 最終更新日 : 2018/12/18 06:50

ボディ剛性を徹底的に鍛え上げて走行性能の軸をシッカリさせる

 

オーナーのスキルに合わせたセットアップ

 

このFD3Sは宮城県のゼスティーが手がけたサーキットスペック。ストリップボディのスポット増し補強やロールケージの製作からはじめられ、時間をかけてコツコツと仕上げられてきたマシンだ。

 

 

そのボディメイクにあたっては、本格的に走りはじめても5年以上は剛性に関する不満に見舞われないこと、そしてナンバー付きマシンとしての最低限の快適さは残すため、フットスペースやシートのスライドに支障が出ないロールケージを作り上げることなどを考慮しベース車を仕上げたという。

 

 

また、当初はフロントバンパー・サイドステップ・リヤバンパーを製品化したが、本格アタックマシンとするならば、295サイズのタイヤを前後に履けることが大前提。そこでワイドフェンダーの製作にまで話が発展していった経緯がある。

 

 

さらに、追加パーツとして空力性能を高める脱着式のリップスポイラーとリヤディフューザーを製作、前後オーバーハングの下面まで伸ばすなど、ボディ下面にも空力効果をもたらす発展性を付け加えた。

 

 

エンジンに関しては、ポート研磨なども行っているが、現状ではパワーを400ps弱にとどめている。これは、オーナーがこのFD3Sを乗りこなすためにはまずは少々アンダーパワーからはじめたほうが、結果的にテクニックも磨かれタイムアップに結びつくだろうという判断からだ。

 

 

また、パワー面に対する対応力は万全とは言えないが、ミッションもクロスギヤを組み込んだ純正品。もちろん、最高峰を目指すようになれば許容パワーでも機能面でも不満が出てくるだろうが、まずはココもオーナーが使いこなし、役不足となったところでステップアップしようという考えのもと製作されている。

 

 

もちろん、ゼスティとしても完全無欠のスキのないタイムアタックマシンに仕上げていきたいが、これから腕を磨いていこうというオーナーに対して必要以上の予算を割かせるわけにはいかないし、乗りこなせないマシンを提供しても意味がない。

 

その代わり、長くじジックリ付き合って、オーナーと共に高い目標にチャレンジしていく、そんな覚悟で先々を見越した仕様になるようメニューは熟考されたものというわけだ。

 

取材協力:ゼスティ

 

耐久性を考えて現状はブースト圧を低めの1.0キロ仕様とし、パワーも400ps弱。搭載される13Bエンジンはポートも拡大されTO4Zを組み合わせているので、必要になればいつでも出力向上が可能な状況だ。

 

タービンはTO4Zでインタークーラー&ラジエターはナイトスポーツのVマウントシステムを使う。吸気温度まで含めた冷却系統の強化は、全開走行を目的とするロータリーチューンの必須項目のひとつ。

 

デフィのDSSCを配置したコクピット。DSSCを美しく装着するためにメーターパネルまで製作しているのがわかる。このあたりの拘りがチューナーの性格を物語る。

 

すべての基準となるボディは妥協なく仕上げたためシッカリと狙ったセッティングが可能となったサスペンション。サスキットはジールファンクションベースのオリジナル、ブレーキキャリパーはプロジェクトμの6ポッドを使っている。

 

ファッション性はもちろんだが、究極の目標はエアロの効果で大幅なタイムアップが実現すること。そのため追加のリップスポイラーはもちろん、アンダーフロア部までダウンフォースの向上を目指した作り込みがされている。フェンダーは前後とも295幅をインストールすることが前提のボディ幅に設定されている。