【RE雨宮 過給圧上昇7−9号機】純正ターボを使い切る老舗の技!『ブーストアップ』という名のフルチューン仕様 | web option(ウェブ オプション)

【RE雨宮 過給圧上昇7−9号機】純正ターボを使い切る老舗の技!『ブーストアップ』という名のフルチューン仕様

FD3Sは純正タービンでも戦えることを証明した1台

 

RE雨宮のノウハウがギッシリ詰まったチューニング

 

1型の登場直後から未知の13B-REWに対して積極的なアプローチを重ね、いち早く数々のオリジナルパーツをリリースすることでパワーアップにチャレンジしてきたRE雨宮。これまで2ローターフルチューンはもちろん、3ローターNA、3ローターターボなど数多くの名チューンドユニットを製作し、ロータリー界を牽引してきた。

 

さらに、RE雨宮はエンジンチューニングだけでなく、ハンドリングに磨きを掛けることにかけても大いなる情熱を傾けてきたのはご存じの通り。各地のサーキットを攻め続け、チューンドFRマシンのコースレコードを数多く獲得するなどして、その実力をアピールしてきたのは今さら言うまでもない。

 

 

そんなRE雨宮が「ブーストアップ仕様」という自己レギュレーションの元に開発しているのが過給圧上昇7だ。今作で9代目になるが、このシリーズは心臓部は純正タービンを使い切ることに注力し、その他はFD3Sというクルマが有する資質を徹底的に磨き上げることをテーマとしている。

 

ここで誤解してはいけないのが、このマシンは『ブーストアップしかやっていない』のではなく、ストリートからワインディングというステージを戦うマシンの最高の選択として『ブーストアップ仕様』をあえて選んでいるということ。

 

 

ブーストアップというとターボチューニングの初歩のように思われてしまうかもしれないが、このエンジンにはRE雨宮がFD3Sと共に歩んできた20年もの間に培ったノウハウがフルに投入されているのだ。

 

その証拠に、ホットバージョンの「峠」対決企画において、並みいるフルチューンマシンを退けて見事に王座を獲得。アタッカーを担当した谷口信輝によると、ピークパワーはもちろんどこから踏んでもトルクが立ち上がる特性が生み出す戦闘力はハンパじゃないらしい。

 

 

言うなれば、このマシンに搭載されているのは『ブーストアップという名のフルチューンエンジン』に他ならないのだ。

 

知っての通りスーパーGTでのレース活動を続けているものの、事あるごとに「ウチはレース屋じゃないよ、あくまでチューニング屋。だって、オレのメインステージはあくまでストリートだし」という雨さん。その雨さんがFD3Sの「戦うストリート仕様」として、いま最も完成度が高いと自慢しているのがこのマシンなのである。

 

(OPTION2 2008年12月号より抜粋)

 

 

オリジナリティあふれる造形を見せるスーパーグレッディ3ボディキットを装着。このキットに限らず、RE雨宮製のボディパーツは独自のデザインセンスによって美しさを演出しているのだ。

 

スーパーグレッディ3リヤバンパー&リヤゲートは大胆なリヤビューを構築することができる。このマシンに装着されているウエットカーボン製のリヤゲートはスペシャル品で通常はFRP製となる。

 

オリジナルのライトハウジングにはIPF製HIDシステムが組み込まれている。その明るさはナイトシーンが主戦場の雨さんが絶対的な信頼をおいているユニットだ。

 

シンプルなコクピットながら、インテリアパネルはボディカラーとトータルコーディネイト。高い戦闘力を持っているが、あくまでフル装備のストリート仕様であることがよくわかる。

 

エンジンは後期型をベースとしたブーストアップ仕様で約400psのパワーと47.0kgmものトルクを発生する。これまでのノウハウがギッシリ詰まっているのはいうまでもないが、このマシンでは新たにパイピング類を見直すことでさらにパフォーマンスアップに成功しているという。

 

ホットバージョンの峠バトルにはアドバンネオバAD08(225/40R17)にエンケイGTC01(9.5J×17インセット38)という組み合わせで臨んだ。さまざまなバランスを考えてのサイズセレクトだが、18インチ化と足まわりの再セットアップによってさらに戦闘力をアップさせる余地がありそうということだった。

 

RE雨宮にはクアンタム製キットもあるが、このマシンのサスペンションはDG-5雨宮スペックをチョイス。バトルに合わせてスプリングはスウィフト製でフロントが16kg/mm、リヤが18kg/mmというレートにしたそうだ。




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