【1970 NISSAN BLUE BIRD】P510ライフを末長く楽しむためにあえてSR20DE+ATを換装!

公開日 : 2018/12/11 11:30 最終更新日 : 2018/12/11 11:30


ボディへの負担を最低限におさえる!! オリジナル風味のNAオートマ換装術

 

旧車を長く快適に乗るためのチューニング

 

1967年(昭和45年)、3代目としてデビューしたのが510系ブルーバード。日本の自動車産業の技術が飛躍的に向上した時期で、アメリカでも “安くて性能のいい日本車”というイメージが世界に広がったタイミングだ。

 

実はこの510系ブルーバードのデビューの背景には、ライバル会社であるトヨタ・コロナの大ヒットが大きく関係している。起死回生を狙って開発が進められた日産の威信作というわけだ。

 

 

そんな510ブルーバードの当時のイメージは“高性能な大衆車”。OHVエンジンが主流だった当時、いち早くOHCエンジンを採用、サスペンションもフロントストラット式/リヤセミトレーディング式による4輪独立懸架。今でこそなんてことない仕様だか、当時の大衆車としては画期的なメカが満載だった。さらに、トップグレードにはSUツインキャブなども装備された。

 

また、販売戦略の一環として国内外のレースや競技に積極的に参加し大活躍。日産ワークスによるサファリラリー仕様や、アメリカのトランザムシリーズに参戦していたBRE仕様などが知られている。

 

 

こういったレースでの活躍などから走りのイメージが色濃くなっていき、最終モデルとして追加ラインナップされた1800cc(L型)のSSS(スリーエス)は走り屋御用達モデルのひとつになったのである。

 

ここで紹介する車両は1970年式のセダン。外観はオリジナルを保ちながら、快適な街乗り仕様に仕立て直したものだ。速さやフィーリングを追求するものではないため、あえてNAのSR20DEを換装してボディの負担を最低限にすることを狙っている。

 

 

またATや新型冷媒を使ったクーラーなども装備し、普段の街乗りを快適に過ごせるようカスタムされているのだ。チューニング色は強くないけれど、決して強靭とはいえない旧車のボディにはこういう選択もアリなのかもしれない。

 

取材協力:マルマンモータース

 

 

ごらんのような2ペダル。組み合わせるATミッションはシルビア用だ。シフトゲートなどもさりげなく移植している。車重がノーマルで930kgと軽いため、思いのほか良く走るとのこと。

 

フロントセクションは、メンバーごとシルビアのサスペンションを移植。ステアリング機構もラック&ピニオンに変更され、パワステももちろん装備。

 

後継機種であるSR20搭載のブルーバードのメーターやインジケーターを510ブルーバードのパネルにさりげなく移植。普通におさまっているが、実はインストール作業は大変だったとのこと。

 

正確にはエアコではなくクーラーだが、新型フロン(R134)タイプでメンテナンスなどの心配もなし。