86(ZN6)/BRZ(ZC6)用のボルトオン過給機キットを並べてみた【ターボ&スーパーチャージャー】
公開日 : 2018/12/10 00:05 最終更新日 : 2018/12/10 00:05
手軽なボルトオン過給機でFA20エンジンをドーピングする!
86(ZN6)/BRZ(ZC6)で大幅なパワーアップを望むなら今やボルトオン過給機キットは外せない選択肢。軽快なターボパワーを体感するか、低回転から湧き上がるスーパーチャージャーのトルクを味わうか。各メーカーがリリースしているキットを見ていこう。
HKS
GTⅢボルトオンターボキットPro
ターゲットパワー:330ps/価格:50万円
最後発ならではの熟成スペック
2.0Lクラスに最適な新開発GTIII-RSタービンをはじめ、HKSの最新テクノロジーを注入したボルトオンターボキットだ。
エキマニや前置きインタークーラーのほか、キャタライザー付きのエクステンションパイプも同梱。別売りの大容量インジェクターを装着することで、最大ブースト圧0.8キロ時に約330psを発揮する。
テスト時車両のエンジン本体はノーマル。LEGAMAX SPORTSマフラー、純正第2触媒、大容量インジェクターを装着しFLASH EDITORにて制御している。
HKS
GT2スーパーチャージャーキットキットPro
ターゲットパワー:250ps/価格:38万円
ビレットブレードで精度を高めた進化バージョン!
排気量アップしたかのようなフラットなパワーカーブを描くHKSの遠心式スーパーチャージャーがさらに進化。鋳物だったコンプレッサーブレードをアルミ削り出しにすることで、フィーリングアップや耐久性の向上を果たした。コンプレッサーに腐食防止のアルマイトコーティング処理を施したのもトピックスだ。
従来モデルで220psからフラッシュエディターとの組み合わせで250ps(ブースト0.6〜0.7キロ)、大容量インジェクターを加えれば300psを狙えるものとなった。
BLITZ
B06-380Rターボシステム
ターゲットパワー:270ps/価格:37万円〜
制御パーツを含めたキットはお得!!
ターボ本体と専用キャタライザーのセット(37万円)から、専用ECU(B-EMU)やブーストコントローラーまで含めたオールインワンのフルキット(45万円)まで全4タイプを用意しているブリッツ。
出力面では、車検対応スペックのままでブースト0.5キロ時にノーマル比約80psのパワーアップを実現。またオイルリターンの取り付け部溶接加工済みオイルパン(2万円)も用意されるなど親切設計がブリッツの売りでもある。
TRUST
ボルトオンターボキットT518Z
ターゲットパワー:265ps/価格:50万円
燃料系はそのままにプラス100psを狙う
他に先駆けて86&BRZ用のボルトオンターボキットを市場に投入したトラストだ。ノーマルエンジンとの組み合わせのみで大幅なパワーアップを達成するグレッディ・ボルトオンターボキットは、T518Zタービンを軸に構成され、マイルドな加速特性で街乗りからサーキットまでオールラウンドに対応できる懐の深さが自慢だ。
キャタライザーの有無を選択できるため、ストリートユーザーも気軽に手に取ることができる。タービン本体はT517Zの他、T620Z、TD06SH-20Gなども用意され、求めるパワーや想定ステージによって選択のバリエーションも豊富だ。
SARD
プレミアムEFRターボキット
ターゲットパワー:308ps/価格:64万円
最先端タービンを使ったキット!!
キットの軸となるボルグワーグナー製のEFR6258タービン(アクチュエーター式)は、小型ながらもアルミ削り出しのコンプレッサーホイールやチタンタービンホイールなど最先端のスペックを誇る。
エキマニやスポーツキャタライザー、オイルパンなど、装着に必要なパーツはすべてパッケージングされているが、ターボキット専用ECU(15万8000円/ワイドレンジ圧力センサー付き)はオプション設定となる。社内テストでは実測値308psをマークしている。
CUSCO
スーパーチャージャーキット
ターゲットパワー:208ps/価格:39万円
AT車でも全域トルクフルで好マッチ
ツインスクリュー式のコンプレッサーを使ったスーパーチャージャーシステムだ。インマニの上部にコンプレッサーがマウントされるレイアウトで、見た目のインパクトは抜群だ。
ECUのセットアップは別途必要となるが、ノーマル比132.4%のパワーアップを実現し、ハイコンプレッションなFA20のレスポンスの良さはそのまま大排気量エンジン並みのトルク特性を手に入れることができる。高トルクのため、とくにATとのマッチングが良好だ。
TOM’S
ハイパーコンプレッサーキット
ターゲットパワー:240ps/価格:68万円(前期)、78万円(後期)
実用域の高トルクで巡航までもが楽に!!
NAエンジンとのマッチングを考慮し、ルーツブロア式のコンプレッサーを軸にスーパーチャージャーシステムを構築したのがトムス。扱いにくい高回転域より、あえて中低回転で最大トルクを発生させるセッティングを狙ったのである。
キットは専用ECU(書き換えタイプ)まで含まれたオールインワンパッケージで、ECUは省燃費性能や作動音の低減までも考えられたスペックとなる。ターゲットパワーは後期ベースで32ps&9.7kgmの増強だ。
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