【WEBホットマシン】メーカーエアロを大手術! これぞオンリーワンの180SX(RPS13)レーシングスタイル!【 OPTION Super FES. 2018】
公開日 : 2018/12/06 00:05 最終更新日 : 2018/12/06 00:05
車両:180SX【RPS13】/OWNER:KAZU@FRS
レーシングカーからヒントを受けて友人とともに製作したオリジナルエアロ
販売しても良いくらいの完成度!
ベースとなるエアロはあるものの、自分の感性を信じて独自のワイドボディを作ったKAZU@FRSさんの180SX。FRP加工が得意な友人がいるため、細かな造形まで思い通りに仕上げたという自信作だ。
その造形のコンセプトは、レーシングカーの空力処理を意識しつつ、理想のストリート&サーキットカーに仕上げる、ということ。特にKAZUさんの場合、富士スピードウェイを走行することもあるので、200キロオーバーでも飛んでいったり壊れたりしないエアロ作りを意識している。
なお、フロントバンパーはワンダー製をベースに、フェンダーに合わせて左右を拡大。カナードもワンオフ製作し、フロントマスクからレーシングカーを意識したデザインを採用する。
そして、フロントフェンダーはオリジン製をベースとして、原型がなくなるまで拡大してワイド化。フェンダーのドア寄りからはタイヤハウス内のエアを抜くような造形を施し、機能美を狙ったデザインに仕上げられている。
また、サイドステップからリヤバンパーはガレージマックの製品をベースに“切った貼った”の大加工で理想型を追求。フロントフェンダーとのデザイン的な調和を取りながら、片側75mmワイドのリヤオーバーフェンダーとサイドステップを作り上げた。
さらに、こだわったのがリヤのGTウイングとディフューザー。GTウイングはガレージマックの製品にステーを追加して固定を強化。富士スピードウェイを全開走行してもリヤハッチが歪むことなく走行できるように苦心したとのこと。ディフューザーは見栄えと強度を考えてカーボンで作られ、見よう見まねで作った形状ではあるものの、ボディ底面の空気を抜き出す形状に仕上がっている。
独自デザインでここまでカッコ良く、強度的なことまで考えて作られたオリジナルエアロはなかなかお目にかかれない。KAZU@FRSさんのデザインセンスと、 FRP造形ができる友人の技術力があったからこそ完成した1台と言えるだろう。
TEXT:Takeshi Ishii PHOTO:Shinichi Tsutsumi
フロントのワイドフェンダーはオリジン製品をベースに、大加工によって片側75mmのワイド化を実現。レーシングカーに見られるタイヤハウス内のエアを抜くデザインを採用し、導風板も奥までしっかりと作りこんでいる。
リヤフェンダーはガレージマック製をベース。やはり大加工を施すことで、フロントフェンダーの形状とバランスが取れるようにデザインした。
サイドステップはガレージマック製をベースに、75mmのワイドフェンダーに対応するよう加工。リヤフェンダー付近にはサイドステップを通る、エアを跳ね上げるカナード形状を取り入れられている。
リヤまわりもガレージマック製のエアロがベース。GTウイングはステーが追加されて高速走行時もしっかりボディにダウンフォースが受け止められるように作られている。
サーキットを本気で走るために必要な空力形状と強度を持たせたワイドボディを纏うに相応しく、SR20DETはT518Zタービンやポンカムを組み、リンクでセッティングすることで約400psを発揮させている。
ダッシュボードはS15のカーボン仕様を移植。追加メーターもうまくビルトインされ、美しい仕上がりだ。
「FRP加工ができる友人に、自分が乗りたいデザインのエアロを作ってもらいました。富士スピードウェイを走っているので、丈夫さはもちろん、きちんとダウンフォースが得られる形状にしたかったんです。特に気に入っているのはフロントフェンダーの処理ですね」(KAZU@FRS)
- CATEGORY : TUNING(チューニング) ホットマシン CL
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