【RUSH MOTOR SPORTS R35GT-R】GT-Rの無骨さを消し去るナチュラルカスタムメイクの極意!

大幅なワイドボディ化を達成しながらも後付け感を払拭!

 

 

ボディワークで打ち出すスーパースポーツ

 

フロントからリアまで途切れることなく描かれた、滑らかなボディライン。エンブレムやウイング、フェンダーのプレスラインなどといった余分なアクセントをスムージングし、インポート系スーパースポーツのような存在感を放つラッシュモータースポーツのカスタムR35。

 

その一体感ある仕上がりから、ウイングレス化やスムージングを施しただけと勘違いされることもあるそうだが、エクイップE05で奥行き感の打ち出された足元を見ればわかるように、フロント約80mm、リア約70mmものワイド化が実施されている。

 

 

R35のフェンダーは高い高張力鋼板が採用されているため、加工難易度が高く、ワイドボディ化には貼り付けタイプのオーバーフェンダーが主流。自然な仕上がりを目指すだけなら貼り付けタイプを使ってスムージングする選択肢もあったが、ラッシュモータースポーツではボディに馴染む理想のフェンダーラインを描こうと、あえて難易度の高いノーマルフェンダー加工でワイド化を果たしてきたのだ。

 

また、そうしたボディカスタムやルックス面のブラッシュアップだけではなく、走りに影響するメカニカルパートも徹底して洗練。ECUチューンやGR6ミッション対策は当然として、開口部スポット増し、リアメンバー補強までも施し、開発コンセプトとして掲げた「トータルで魅せる“ネオスタンダード”スタイル」へと導いてきたわけだ。

 

いかにも…といった後付け感の強いスパイスでピンポイントな主張をするのではなく、ナチュラルにトータルイメージを高め上げる。走りを前面に押し出すレーシースタイルが一般的なR35だが、ノーマルの魅力を違和感なく高めるスーパースポーツスタイルで楽しむのも悪くない。そう強く感じさせられるマシンである。

 

取材協力:ラッシュモータースポーツ

 

 

ノーマルバンパーをベースに、エンブレムやナンバーベース、フェンダーのサイドマーカーをスムージング。開口部自体は拡大していないのだが、片側40㎜のワイド化と相まって重厚感のあるフェイスへと仕上がった。

 

ハイブリッドライクな質感を与えて洗練しようと、ヘッドライトのレンズ面はブルーでペイント。安直に形状を変えてしまうのではなく質感のコントロールで仕上がりレベルを引き上げるのが完成度高さのポイント。

 

FRP成型のワイドフェンダーでは到達できない質感を目指し、ノーマルを細かくカットしてワイド化したフロントフェンダー。高張力鋼板ゆえに熱で縮んだラインを叩いて伸ばすといった作業の繰り返しで仕上げられる。

 

リアフェンダーは叩き出しでナチュラルなラインを描く。フロントからの流れを考慮して片側約35mmワイドに仕上げたが、ワークに限界サイズで特注した12.5J×22+12のエクイップE05でも30mmのワイドトレッドスペーサーが必要となった。

 

ボディに馴染むフェンダーラインに仕上げるとともに、バンパーやサイドステップにかけて与えられていたプレスラインをスムージング。ボディの余計なアクセントを省いて面をアピールしていくことにより、ワイド&ローを全身で放つグラマラスボディを演出する。

 

フロント同様にノーマルバンパーベースだが、センターデュアル出しとしたワンオフマフラーやワンテール化でスーパースポーツと呼ぶにふさわしいリアビューを演出。リアウイングは優れたボディラインの流れを止める邪魔と判断し、レス仕上げをチョイス。

 

エクステリアにふさわしい高級感あるインテリアとするため、ダッシュボードをファブリックペイント。アルカンターラで張り替えたような質感となり、ここでもノーマルイメージを尊重しつつ仕上がりレベルを引き上げた。

 

スタイリングだけでなく、中身にもこだわるのがラッシュモータースポーツの提唱するネオスタンダード。チューブ構造内部の充填とスポット増しで強化するリアメンバー、スピードマスターと共同開発したスペシャルDSGオイルなどを与える。