【TOP SECRET V12 Supra】スモーキー永田+V12スープラによる伝説のナルド最高速アタックをプレイバック!

公開日 : 2018/11/27 14:22 最終更新日 : 2018/11/27 19:48


ナルドの全容

 

 

最高速野郎を虜にする最高速の聖地

 

イタリア南部、プッリャ州のアドリア海に面する港湾都市・ブリンティジ。そこからクルマで約1時間ほど南下した所に、今回の舞台「ナルド・テクニカルセンター」は存在する。プロトティーポという民間企業が運営(※2008年当時/2018年現在はポルシェが所有)している大型施設で、1975年にフィアットが自社テストコースとして作ったのがはじまりだ。その後、1999年1月にプロトティーポ社が買い取り、現在に至る。

 

 

最高速テストを行うのは、メイン施設の「サークルトラック」。この場所以外にも13にもおよぶテストコース(クロスカントリーコース、オフロードコース、音量測定、スキッドパッド等)が存在するが、施設内に足を踏み入れると、撮影禁止区域が非常に多かったりもする。その理由は単純明快。敷地内には、フェラーリをはじめとするヨーロッパ有数の自動車メーカーが専用のピットを持っており、連日のように新型車の極秘テストを繰り返しているからだ。

 

 

V12スープラがアタックに使用するサークルトラックは、直径4km、1周13kmにも及び、車幅も1車線4m×4車線=16mという広さを誇る。また周回路の設定速度も、イン側で408.948キロ、アウト側では492.317キロと、想像を絶するスケール。それでいながらバンク角が非常に浅いため、ドライバーにもマシンにも負担は少なく、安全面に関しては申し分無しと言えるだろう。聖地という呼称は伊達ではないのだ。

 

ちなみに、このサークルトラックには推奨レコードラインなるものが3車線目に存在し、このレーンはR=2.013m(1周=12.648km)で400キロ以上を出せるような設計になっているのだ。

 

 

実際に走ってみても速度感など全くなく、いつのまにか200キロ近く出ているような状態で「300キロ以上出てるのにステアリングはニュートラル位置のままだし、広いからコースサイドのカメラマンの顔も確認できるくらい余裕があった」と、スモーキー永田が驚いたほど。まさに、最高速ジャンキーにとっては夢のようなステージなのである。

 

画像提供:Nardo Technical Center

 

 

バンク角は非常に浅いのが特徴で、どのポイントから見ても写真や実際に見た景色はかなりコーナーがキツいような印象。しかし走り出すとステアリングはニュートラル位置のままほぼ動かない。過去にはジャン・アレジが駆るフェラーリF1マシンが走ったこともある。

 

24mあるテストコースの管制塔。といっても、高速周回路はこのタワーでも監視が届かないとか…。ちなみにこのタワーはナルドのシンボルでもあり、施設外からでも確認することができる。

 

オフロードコースや悪路など、さまざまな条件が用意されたクロスカントリートラック。オフロードのオーバルコースも用意されていたり、WRCも開催できそうなほどコースは充実している。

 

今アタックで問題にもなったガソリンのオクタン価。テストコース内にはガソリンスタンドが設置されているが、ここでのオクタン価は98。V12スープラは添加剤を入れてオクタン価を100まで上げたのだ。

 

高速周回路の中心には、清潔感のあるガレージが多数存在する。トップシークレットはリフトが2基ある一室を借りた。ちなみに隣のピットはメルセデスベンツが所有しており、その向かいはフィアット、フェラーリ、ランボルギーニと、そうそうたるメーカーが顔を並べていたのだ。もちろん金色のマシンには各メーカー大注目!

 

ナルドの入口に立っていた公式記録の看板。国産メーカーはホンダやスズキのバイクがいるだけで、あとは全てヨーロッパの自動車メーカーばかり。トップは1979年のメルセデスベンツC111C-Ⅳが記録した403.9キロ(2008年当時)。公式記録の申請が困難らしく、最新のものでも2002年のフォルクスワーゲンW12が最後だった。