【激走!高速周回路ATTACK!】レクサスLFAって本当に速いの!? 禁断のフル加速テストを実行!
公開日 : 2018/11/27 09:30 最終更新日 : 2018/11/27 09:30
ゼロスタートによるフル加速をリミッター到達まで計測、到達距離/時間や各ポイントでの数値をGPS式データロガーで引き出して、メーカー公表スペックからは読み取れない性能を明らかにしていく禁断のテストを実施。ステージは高速周回路、アタックドライバーは飯田章だ。あいにく当日はテスト直前まで雨が残り路面コンディションに変化があったため、あくまで参考数値となる。
LEXUS LFA【LFA10】
テスト車両グレード:6ASG(3750万円)
最高速:284.78km/h
※サーキットモードにてリミッター解除
※ハーフウェットのため参考値
0→ 50km/h加速:2.43秒/16.59m
0→100km/h加速:5.18秒/74.38m
0→150km/h加速:8.47sec/190.20m
0→180km/h加速:11.34sec/322.93m
ニュルで市販車最速を記録した世界限定500台のプレミアムスポーツ
純国産スーパーカーとして、レクサスの頂点に立つハイエンドモデル。市販されたのは世界でわずか500台。そのうち日本で登録されているのは約200台だ。
エンジンはヤマハ発動機と共同で開発されたV10のNA。日本の市販乗用車として初めてのV10ユニットで、自然吸気としているのはどこまでも吹け上がっていく超高回転の世界を楽しめる味わいを目指したことと、官能性を突き詰めるため。奏でる響きは、まるで管楽器のようである。
パッケージングはフロントミッドシップリヤ駆動。カーボンモノコックで作られたボディにより車体の軽さも驚異的で、ベースモデルではなんと約1.5トンを切る軽さを実現。その軽さを武器に世界一級のコーナリング性能を誇り、ニュルで7分14秒64という2011年当時の市販車最速ラップタイムを記録している。
テスト時は、サーキットモードによりリミッターを解除。ハーフウエットの路面状況により完全な最高速までの計測ではなかったが、ノーマルで284.78km/hを記録したポテンシャルは本物としか言いようがない。
専用設計の1LR-GUE型は、国産市販乗用車初の500㎰オーバーユニット。最高出力を発生するのは8700rpmと驚きの高回転特性である。潤滑はドライサンプ、コンロッドはチタン鍛造製と技術水準はまるでレーシングカーのようだ。
タイヤはPOTENZA S001を装着。ホイールはBBS製の鍛造を標準設定しているが、カスタマイズメニューによりオーナーの好みで選ぶことが可能だ。ブレーキローターはカーボンセラミック。
TFTディスプレイを用いたフルデジタルメーターを採用。走行モード切り替えに連動して中央のリングが左右に動く仕掛けはなんともいえないカッコよさ。スポーツモード時は表示項目を絞り、より運転に集中できる環境を作る。
走行モードは“オート”、“ノーマル”、“スポーツ”、そして“ウェット”の4段階を設定。最大の違いは変速の素早さなどシフトプログラムの変更だが、同時にエンジンやブレーキ制御のロジックが切り替わる。
【主要諸元】
車両型式 | CBA-LFA10 |
駆動方式 | FR |
エンジン型式 | 1LR-GUE(V型10気筒DOHC) |
過給機 | – |
総排気量 | 4805cc |
内径×行程 | 88.0mm×79.0mm |
圧縮比 | 12:1 |
最高出力 | 560ps/8700rpm |
最大トルク | 48.9kgm/7000rpm |
パワーウェイトレシオ | 2.58kg/ps |
燃料供給装置形式 | EFI |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
燃料タンク容量 | 73L |
燃料消費率 | 8.2km/L(JC08) |
トランスミッション | 6ASG(オートメイテッド・シーケンシャル・ギヤボックス) |
変速比 1〜6速(後退) | 3.231/2.188/1.609/1.233/0.970/0.795(3.587) |
減速比 | 3.417 |
タイヤ | F:265/35ZR20 R:305/30ZR20 |
ブレーキシステム | 油圧式ベンチレーテッドディスク |
サスペンション | F:ダブルウィッシュボーン R:マルチリンク |
全長×全幅×全高 | 4505mm×1895mm×1220mm |
ホイールベース | 2605mm |
最小回転半径 | 6.1m |
車両重量 | 1580kg |
前後重量配分F:R | 800kg:780kg |
乗車定員 | 2名 |
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