【86&ロードスター】現行FRスポーツモデル 一刀両断! ドリフト適性度をD1GPドライバーが徹底研究!

公開日 : 2018/11/22 18:29 最終更新日 : 2018/11/29 18:05

乗り替え希望者必見! 最新ライトウェイトどっちが買いか? 86(ZN6) VS ロードスター(ND5RC)

 

ドリフトの定番車はその大半が20世紀に作られたクルマだ。とはいえ、シルビアやツアラーVは数を減らすいっぽうで、いずれプレミア価格で販売されるレア車扱いに……なんて日がくるかもしれない。だったら、そろそろ次なる一手を真剣に考えてみてもいいんじゃないでしょうか? ここでは現行のFRスポーツモデル2台にズームイン!! ノーマル車のドリフト適性度を真剣に探ってみました!!(ドリフト天国2017年7月号より抜粋)


テストドライバーはD1GPで活躍する岩井照宜選手!

 

 

ドライバーは現役のD1GPドライバーである岩井照宜選手。D1GPではロータリー搭載のロードスターに、プライベーではハチロクに乗ってるローパワー&ライトウェイト好きのドリフターだ。86もNDロードスターも試乗するのは今回がはじめてとの事でかなり興奮ぎみ!?

 

 

86(ZN6) GT“Limited”

 

まずは86から試乗。用意したのは、トルセンLSDが採用されたGT“Limited”。LSDが入ってないとさすがにドリフトは厳しいからね。ちなみに、後期ではGのATをのぞく全グレードにトルセンLSDが標準装備されている。

 

 

エンジンは2LNA水平対向直噴。後期は吸排気系が見直され、6速MTにかぎり200psから207psへカタログ値がアップしたものの、ターボに慣れてるひとにはものたりないか。燃料はハイオク、JC08モードで11.8km/Lとなかなかの数値だ。

 

 

今回撮影したGTリミテッドは、内装やシートにアルカンターラと本革を採用しているグレード。ミッションはショートでスコスコ入る6速MT。ギヤ比は1速から3.626/2.188/1.541/1.213/1.000/0.767/3.437で5速が直結。ファイナルギヤは4.300(6速MT全車/AT車は4.1)。

 

 

電子制御に関しては、横滑り防止装置(VSC)とトラクションコントロール(TRC)は整備モードでもカットできるけど事前に暖気が必要だし、エンジンを切ると復活する。警告灯はつくけど、40AのABS1のヒューズを抜けばABS含め全カットできるので今回はそれでテストした。


岩井’s ドリフトインプレッション

 

 

純正トルセンの性能はバッチリ! 電動パワステをどうにかしたいな〜

 

ノーマルでも思った以上にドリフトできるクルマでビックリした。ヒューズ切っちゃえば純正LSDの定常円でもぜんぜん苦労しないレベルでロックしてくれる。電子制御ありはスイッチオフでもどーにもならないくらい介入してくるけどね。

 

足の感覚はスポーツ走行するとしたらちょうどいいロール感。ファミリーカーで街乗りしかしないしてるひとが乗ったら「このクルマ固くてガタガタする」とかんじると思う。それでブレーキもよく効くしターンインまではすごくいい動きをする。ただそこから加速しようとすると立ち上がりにかけてアンダーが出るのが気になる。

 

 

あとは電動パワステの効きがよすぎて、ハンドルがすごく軽いのはどうにかしてほしいな〜。おかげでタイヤのインフォメーションが少なくて不安にかんじるときが多い。振り返しのセルフステアが効かないのも、たぶんこの電動パワステの影響がデカいと思う。

 

パワーはボクがNAのAE86ハチロク歴が長いから好みの問題になるけど、レブ付近までまわして楽しいエンジンではないな〜。よく言えばフラット、悪く言えば山がない。ノーマルのままだとスポーツ走行よりも、街乗りメインでたまに全開でアクセル踏んで楽しむ遊びかたが合ってると思う。踏んだときマフラー音量の演出があって、街乗りはサイコーに気持ちいいから。

 

真っ先に買いたいチューニングパーツ? そりゃペダル! このアクセルペダルの位置はヒール&トゥをさせたくないからこうしてるとしか思えないでしょ!


CHECK POINT

8の字をやったら振り返しの瞬間にセルフステアがぜんぜん効かないことに驚いた岩井選手。86のドリフト仕様の多くがキャスターを付けてセルフステアを強めるようにしている理由はココだ。電子制御はヒューズカットすれば、定常円も楽勝なくらい純正LSDでもロックする。

 

インドラムのサイドブレーキは効きまくり!「油圧サイド並みに効いてくれて、どんなタイミングでも簡単にロックしてくれるからすごく便利に使える」と岩井選手。

 

スポーツカーっぽい足の固さはふたりとも気に入ってた部分。岩井くん的には、このエンジンパワーでショートサーキットを攻めるならムリに車高調を買う必要もなさそうとのことだ。

 

岩井選手が指摘したペダル配置がこちら。アクセルの高さがペダルの真横なので、なんらかの対策がないとヒール&トゥは足首をほぼ真横に向ける必要あり。もちろん社外からオフセット用のブラケットが発売されている。

 

岩井’s VIEW

定常円旋回      ◎

8の字ターン      △

ワンコーナードリフト ◎

S字ドリフト      △

サイドブレーキ    ◎