【MARCHE-WRX STI】排気量アップ+GTIII RSタービンで400psを発生させる快速VAB

市販パーツのセットアップで潜在能力を引き出す

 

 

弱オーバーステアで400psを使いきれるようセッティング

 

ユーザーとかけ離れたチューニングではなく、市販パーツのセットアップでタイムを出すことを目的に開発されたマルシェVAB。峠やサーキットでも楽しく走れるチューニング内容は、VABチューンのお手本といえる作り込みだ。

 

 

キモとなるエンジンは、HKS2.2Lキットで耐久性を高め、GTIII-RSタービンをドッキングし、ブースト圧1.6キロ時に400psを発揮。

 

足まわりは、マルシェ仕様のファンクション.COMで、バネレートは前後とも14kg/mmをチョイス。特性としては、アクセルオンで弱オーバーステアになるようにセットアップされている。

 

 

また、ブレーキバランスにもこだわり、前後ともエンドレスのキャリパーに変更。ローター径はフロントが340mm、リヤが328mmとマイナーチェンジ後の純正サイズに合わせ、17インチホイールがギリギリ履けるようにしているところもこだわりだ。ホイールの選択肢まで考えたブレーキサイズの設定は、ユーザーのことを第一に考えたマルシェならではポイントといえる。

 

取材協力:カーステーションマルシェ

 

スペック

■エンジン:EJ20改(400ps/53kgm) HKS 2.2Lキット、GTIII-RSタービン、レーシングサクション、マフラー、750ccインジェクター、255L/hポンプ、EVC6-IR2.4/ECU-TEK/マルシェ コア厚25mm純正ポン付けラジエーター、16段オイルクーラー

■ドライブトレイン:HKS LAクラッチ/クスコ LSD(F1ウェイ R2ウェイ)

■サスペンション:ジール ファンクション.COMマルシェ仕様(FR14kg/mm)、リヤナックル、フルピロ

■ブレーキ:エンドレス ブレーキキット(F モノスポーツ+340mmローター R S2+328mmローター)

■ホイール:ボルクレーシングZE40(F10J×18 R9.5J×18)

■タイヤ:ディレッツァ94R(255/40-18)

■インテリア:ビジュアルゴール ベガ/ブリッド シート

■エクステリア:バリス フルエアロ、ワイドボディ、GTウイング

 

HKS2.2Lキットでエンジン本体を強化し、GTIII-RSタービンを組み合わせることでブースト圧1.6kg/cm2時に最高出力400ps、最大トルク53kgmを発生。制御はECU-TEKで行い、パワーハンドは4000~7500rpm、高回転まで気持ちよく回るようにセットアップされている。

 

エンジンルームの熱気を吸わないようにエアクリーナーボックスを設置し、純正ダクト+フロントバンパーからフレッシュエアを取り込むようにすることで吸気温の上昇を防ぐ。

 

純正と同サイズで重量は1/3程度になるリチウムイオンバッテリー「MEGA・LiFeバッテリー」もオススメのアイテム。フロントオーバーハングの大幅な軽量化になり、ノーズの入りがグッと良くなるそうだ。また、サブバッテリー内蔵で、バッテリーが上がってしまったときにスイッチひとつで切り替えでき、セルを回すことができるところも嬉しいポイント。

 

サスペンションはオリジナルセッティングのファンクション.COMで、バネレートは前後とも14kg/mm。フルピロ化され、リヤのみオリジナルナックルを装着。ブレーキは、フロントがエンドレス・モノスポーツ+340mmローター、リヤがエンドレスS2+328mmローターの組み合わせとなる。

 

少ない視線移動でクルマの情報がわかるヘッドアップディスプレイ「VEGA」。車速や回転数のほか、オプションセンサーでブースト圧・油圧・油温・排気温・タイヤ内圧/温度の表示もでき、ワーニング設定も可能だ。

 

 

マルシェ 石田さん

「乗り心地を犠牲にせず、サーキットでもタイムが出せる仕様を狙っています。ワンオフパーツは使っていませんし、軽量化もしていないのでユーザーさんでもマネしやすい仕様ですね。足回りやデフは、弱オーバーステアでよく曲がるようにセットアップ。安心して踏めるようにブレーキバランスにも気を使っています!」

 

 

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