【SABULIVE GT-R】国内ではじめてゼロヨン8秒入りを果たした1400psのR35!

400mを8秒516で駆け抜けるドラッグモンスター!

 

 

ジャパニーズチューンドの意地

 

元々、海外のR35GT-Rのチューニングシーンから日本が取り残されていることに危機感を感じ、世界レベルのチューニングを実践しようとはじまったのがサブライブのR35GT-Rプロジェクト。

 

OPTION誌では北陸チューナーのパワーチューンバトルとして、そのメイキングを不定期でお伝えしてきたが、ライバルのTMワークスがナンバー付ストリートマシンであることにこだわっているのに対し、サブライブのスタンスはドラッグ仕様としての速さだけを追求している。

 

 

そのために製作開始時には世界のトップレベルのマシンを研究し、1500psの出力を想定。パーツの選択も海外のレコードホルダーたちを参考に、クオリティとキャパシティを吟味して選び抜いた。

 

また早期より、海外製のフルコンを投入するなど、セットアップも独自の道を選んできた。当初は集まってきたパーツを短期間で組み上げ記録を即達成…と目論んだが、その道はそれほどたやすいものではなかった。

 

 

誰も挑んでいないパーツの組み合わせや、海外製のフルコンのセッティングには苦労の連続。また、たったひとりで運営するショップだけに作業スピードにも限界があり、成果を出すのには想像以上の時間を要したのだ。

 

しかし、徐々に車両の製作も進み、2017年に入ってから燃料をアルコールへとスイッチ、制御もモーテックに切り替えるなどして走行結果が伴うようになってきた。

 

 

そして2017年9月のドラッグレースでは当時国内では未踏の領域だった8秒台に突入し、R35GT-R最速記録を樹立。その後、8秒518まで記録を伸ばしている。

 

メイキングに関してはまだまだ志し半ば。今後も熟成とアップデートを重ね、次のステップでは安定して8秒台前半のタイムを出すことを目指していく。

 

取材協力:サブライブ

 

 

 

エンジンは排気量を4.3Lまで引き上げて、aamコンペティション社のターボキットをセット。現状の出力は約1400ps程度と推測される。制御はモーテックのM150。ブーストロジック社のサージタンクやATパワーのシャフトレススロットルなど、独自の視線で世界の情勢を見たパーツセレクトが興味深い。

 

燃料は、2017年に入ってからアルコール系燃料に切り替え、新たなステージに突入。アルコール系と言ってもエタノール系のE85ベースのもので、諸外国では一般車両用の燃料としても販売されているものに近い成分構成だという。ノッキングを起こしにくい特性はチューニングカーに最適。

 

タイヤはフロントが18インチ、リヤが15インチと異径のリムサイズでタイヤ外径を合わせたドラッグスリックをセット。リヤは15インチのホイールを履かせるためにブレーキを小径化している。また安定した減速のためにリヤにはドラッグシュート(パラシュート)を装備。室内も外せるパーツは外しながら軽量化、安全面の配慮からロールケージなどを追加する。

 

 

サブライブ佐分さん

「世界のレベルに少しでも追いつきたい」そんな気持ちで作り続けているマシンですが、少しずつまとまりが出てきました。スペック的にはまずは8秒台前半を目指したいと思っています。それには、仕様の充実ももちろんですが、自分がこの加速になれることも大切ですね。