【最強ホイール解体新書】最強のTE37『TE037DURA』の血統を受け継いだTE037 6061

2018/11/06 12:42

TE037 DURA をフィードバックした最強スペックのアルミホイール!

 

 

鍛造アルミホイールの限界に挑む

 

ストリート用スポーツホイールの限界突破を目指し、素材に製造工程がシビアになる超々ジュラルミン「A7075」を投入した『TE037 DURA』がデビューして約1年。GT500用レーシングホイールの2017モデルでも採用される最新の6本スポークデザインの投入を始め、常識を根底から覆すスポークへの大胆な減肉処理など、最新の解析技術と加工技術が惜しみなく注がれた衝撃の機能美は、見る者の脳裏へ強く焼き付いた。

 

そんなインパクトを持つ性能とビジュアルを、一般的な鍛造アルミホイールで使用される「A6061」材へとフィードバックしたのが、ボルクレーシングの2018モデルとしてリリースされた『TE037 6061』だ。

 

もちろん、引っ張り強度や耐力などでA6061材の1.7倍の強度をもったA7075材から素材を変したことで、強度を維持するための設計の変更は必須項目。そのため、スポークまわりのウエイトレスポケットの数や形状はオリジナルから変更されている。

 

だが、写真を見ても分かるように、『TE037 DURA』で導き出した先進性を感じさせるデザインは忠実に再現。同一サイズのTE037ウルトラに対して、約500gもの軽量化を果たし、ボルクレーシングの最強アルミホイールへと仕上げられている。

 

全世界600本&20インチ限定だった『TE037 DURA』が1本25万円強だったのに対し、『TE037 6061』はカタログモデルで1本10万円強。トップエンドのポテンシャルながらグッと身近な存在となり、2018年を席巻するスポーツホイールになることは間違いないだろう。

 

PHOTO:Naotoshi Toshioka TEXT:Junya Murata

 

 

製品仕様
VOLK RACING TE037 6061

 

設定サイズ

SIZE FACE INSET HOLE P.C.D. PRICE(without tax)
MT FS
19 8 1/2J FACE-1 35 5 114.3 ¥107,000 ¥110,000
44 5 114.3 ¥107,000 ¥110,000
41 5 100 ¥107,000 ¥110,000
9J FACE-1 34 5 114.3 ¥108,000 ¥111,000
9 1/2J FACE-1 45 5 114.3 ¥109,000 ¥112,000
FACE-2 35 5 114.3 ¥109,000 ¥112,000
FACE-2 22 5 114.3 ¥109,000 ¥112,000
10J FACE-2 40 5 114.3 ¥110,000 ¥113,000
10 1/2J FACE-2 35 5 114.3 ¥111,000 ¥114,000
22 5 114.3 ¥111,000 ¥114,000
15 5 114.3 ¥111,000 ¥114,000
11J FACE-2 15 5 114.3 ¥112,000 ¥115,000

 

 

 

9.5J×19+45のTE037 6061を、225/35タイヤでVABにマッチング。19インチならではとなるボディとのボリュームバランス、ブラックとガンメタのせめぎ合いから生み出された新色「マットダイヤモンドダークガンメタ」の風合いと相まって、格調の高さすら感じる足もとが味わえる。

 

TE037 DURAは耐腐食性を考慮してスポーク部のロゴを塗装していたが、素材の耐腐食性で優れるTE037 6061は細やかな彫り込みで高級感を放つ3Dマシニングのロゴをあしらった。

 

GTマシンと同じくディスク表からスポークエンドの駄肉を処理したスポークポケット。TE037 6061は金型での造形処理となるが、型の精度を高めることでリムぎりぎりまで攻め込んだ。

 

スポーク裏の駄肉処理も抜かりはなく、TE037 DURA同様に極限まで攻め込んでいる。最新解析技術投入で軽さと剛性の両立を図るスタンスは、ボルクレーシング全モデルにおいて共通だ。

 

TE037 DURA最大の特徴といえるスポークサイドポケットも、ホール数や形状を変えつつ引き継がれた。横方向へと負荷がかかるスポークサイドの加工は高精度な加工が要求されるが、先進の技術力でクリアする。

 

 

ボルクレーシング 山口さん

「ライバルにはTE037 DURAを想定し、A6061で引き出せる極限の軽さと剛性を目指しました。キープコンセプトは楽ですが、常にチャレンジする姿勢でなければ進化はできません。『ボルクレーシングの最新モデルは最新スペック』をコンセプトに、クルマの進化と同じくホイールも進化させていきます」