【カーオーディオチューン最前線】システムアップまで見越したインストール術!【SOUND Pro. SUPRA】

2018/10/26 14:05

プロインストーラーによるカーオーディオチューン。敷居が高い…と思ってしまいがちだけど、希望と予算に見合ったシステム構築をしてくれるのがプロの技。今回、紹介するサウンドプロ製作のJZA80スープラは、まさにその好例と言える1台だ。

 

 

フロントの低音不足をサブウーファーで補強! システムアップまで見越したインストール術

 

東京都荒川区に店舗を構える『サウンドプロ』。インストーラーの江口さんがJZA80に乗っていることや、MAX★織戸のJZA80のオーディオインストールを同店が手掛けたこともあって、多くのスープラオーナーに支持されているオーディオショップだ。

 

今回、紹介するマシンのオーナーも江口さんのスープラ仲間のひとり。「オーディオで目立ちたい!」との思いから、とにかくカッコ良くインストールして欲しいというのがオーダーだったそうだ。

 

とはいえ、スタイルだけのインストールじゃプロの名がすたる。そこでサウンドプロは、予算の中で見た目も音質も追求したシステムプランを構築して応えてきた。

 

まず、ヘッドユニットはもともと使っていたカロッツェリアのサイバーナビをそのまま使用。フロントスピーカーは江口さんが使っていたものを格安で譲ることで予算を抑えている。

 

 

また、フロントスピーカーをサイバーナビの内蔵アンプで駆動させているのもコストダウンを狙ったもの。だが、将来的な外部アンプの導入を見越して、ラゲッジにアンプを追加できるスペースを確保していることは見逃せない。

 

そして、JZA80はフロントスピーカーがドアの高い位置にあるのが特徴だが、それにより低音が出にくいという弱点を持つ。ドアの角など硬い所に付いていないことが理由で、空気を強く振動させられないからだ。そこで、足りない低音を補うのがラゲッジに2基インストールしたサブウーファー。

 

 

「“サブ”というだけあって、フロントの16cmスピーカーでは鳴らしにくい低音をサポートするのがサブウーファー本来の役割です。“ブンブン”と後ろで主張させるのではなく、フロントで聴いてキレイな低音が出ているね…という音づくりが、当店のスタンスですね」と語るのは店長の竹原さん。

 

ラゲッジのサブウーファーは、低音をリヤガラスに当てて前方に拡散させるような角度で取り付けられていることが分かる。そのシンプルかつスマートなスタイルも魅力だ。敢えて純正位置ではなくドアに装着したツィーターなど、コストと音質を両立したインストールの詳細は写真とともにチェックしてくれ!!

 

PHOTO:Hiroki Iwashima

 

 

 

フロントスピーカーはJBL『C608GTi』。2002年に発売され、コストパフォーマンスの高さでロングセラーとなった名機だ。しかし、JZA80の標準スピーカー位置は低音が鳴らしにくいため、低音域はサブウーファーに任せて中~高音域に専念。スピーカーグリルはハイエンドモデル『670GTi』用を装着する。なお、サウンドプロでは「スピーカーは純正位置にトレードインする」のがモットーだが、ダッシュ上面にあるツィーターを交換するにはダッシュボードの脱着が必要な上に、入れ替え後もツイーターが上向きになるため、交換しても音響改善効果が低いため、ドアトリムに装着している。

 

写真は取り外し前の純正スピーカー。コーン周辺のエッジ部が経年劣化で完全になくなっている。この状態でも駆動はするが、スピーカー前後の空気がつながってしまっているため、まともに空気を振動させられず、高域と低域はまったく鳴っていなかったハズ。なお、インナーパネル全面にデッドニングを施した上に、オリジナルのインナーバッフルを備えて、スピーカーの駆動環境を整えている。

 

定格出力1000Wのモノラルアンプで、並列で配線された2基の30cmサブウーファーをドライブする。近年のサブウーファーは30cmクラスのものでも奥行きが小さくなったため、小型エンクロージャー(スピーカーボックス)に収めることができるようになり、狭いラゲッジルームの角へのインストールが可能になった。フロントスピーカー用アンプの追加スペースが確保されていて、システムアップにも対応。なお、サブウーファー前には車高調の減衰ダイヤル調整用のフタが設けられているのが走り屋には嬉しい。

 

 

取材協力:オーディオファクトリー サウンドプロ 東京都荒川区東尾久2-38-14 ☎03-5913-8450