【最新パーツ情報】ボルテックスがS2000用のワイドボディキット最終進化バージョンを発表!

タイムアタックで得たノウハウをフル投入したサーキットバージョン

 

この偽装されたマシンは、K1ラボラトリーのAP1にボルテックスが開発中の新型エアロキットを装着したものだ。その名は「サーキットバージョンⅡ」。ボルテックスのS2000用エアロキットの最終進化形として、これまで蓄積してきたノウハウをフィードバックしたものだという。

 

 

「これまでボルテックスではS2000用にストリートバージョンとサーキットバージョンを設定していましたが、海外から『トップフューエル号のようなエアロが欲しい』と強い要望を受けていました。その声に応えようと開発したのが、このサーキットバージョンⅡなんです。S2000RRはいわばワンオフ、プロトタイプのようなものなんので、それをベースとし発展させたものを製品モデルとして仕上げました」と、ボルテックスの代表で開発を手がけてきた中嶋さんは説明してくれた。

 

 

サーキットバージョンIIは、長年のタイムアタックチャレンジで実績のあるトップフューエルS2000RRのハイエンドエアロをベースに、空力ドライビングの面白さを味わえるものへとリファインしたもの。想定している車両スペックは、ラジアルタイヤ装着で300ps弱程度のファインチューン。エアロのサイズも前後295サイズのタイヤ装着を可能にしながら、一般的な積載車に搭載できる幅に合わせることも配慮した。

 

 

また、価格をできるだけ抑えるというのもサーキットバージョンⅡ開発での重要なテーマ。そのためにキットの各パーツは装着場所や必要な強度に応じて、4種類の異なるカーボン製法が採用されている。その結果サーキットバージョンⅡは、タイムアタック用の約400万円に対し、250万円程度の価格になりそうだという。

 

 

ボルテックスのS2000用サーキットバージョンIIは、まず今月末から米国ラスベガスで開催するSEMAショーで世界に向けて公開。その後さらにブラッシュアップを進め、東京オートサロン2019で正式発表となる予定だ。

 

 


 

ボルテックスのS2000用新作エアロキット“サーキットバージョンⅡ”は、適材適所で4種類のカーボン製法を採用しているのが特徴のひとつ。強度が必要なフロントアンダーウイングにはドライカーボン、複雑な形状のエンジンフードはインフュージョンと呼ばれる製法、フラットフロアを実現するためのセンターパネルとリヤディフューザーにはウエットバキューム、それ以外のパーツはウエットカーボンを採用している。なお、GTウイングはキットに含まれておらず、撮影車両が装着しているのはウイングサイズ2000mmのレース用シングルウイング設定のタイプ13だ。

 

 

 

ボルテックス 中嶋さん

「デザインはトップフューエル号(S2000-RR)がベースになっていますが、パーツを取りはずさずにそのまま積載車に積め、エアロの効果を楽しみ、体感しながらサーキットを周回することをコンセプトにイチから開発しました。基本的には競技専用品と割り切ったデザインなので、妥協一切なしの性能に仕上がっています。東京オートサロン2019で偽装を外してお披露目しますので、そのスタイルを確認しにいらしてください」。