【チューナー列伝】TRIAL・牧原道夫-Michio Makihara- 【レジェンドが語る主張と展望】 | web option(ウェブ オプション)

【チューナー列伝】TRIAL・牧原道夫-Michio Makihara- 【レジェンドが語る主張と展望】

2018/10/23 10:12

激動のチューニングシーンを最前線で闘い抜いてきたトップチューナーに、チューニング業界の展望を語ってもらった。今の時代に何を感じ、これからの時代に何をすべきか…。そのメッセージから未来のチューニングシーンを読み抜いてほしい。


TRIAL@牧原道夫

トライアル 大阪府堺市美原区丹上87-1 ☎072-369-3539

 

「これからのプロショップに求められるのは、より専門化した深い知識とノウハウだ」

 

 

今も昔もチューニングの本質っていうのは変わらなくて、いかにクルマを自分の望むカタチに仕上げるかっていうことなんだよね。そのため、これから先もチューニングという文化がなくなることはないと考えとるよ。

 

ただ、今はインターネットが普及したことでユーザーもたくさん知識を持っていて、そのチョイスはどんどんシビアになってきているよね。そのため、プロショップは今以上に専門的な知識やノウハウを求められる時代になると感じるかな。

 

だから、ショップ側としてはより深い知識と様々なチャレンジによるノウハウを蓄えていく必要がある。やり方はそれぞれだけど、車種やメニューを限定することで専門性を高めたり、専任スタッフを置いたりとか。これだけインターネットが広まるとイイ加減なことをしたり言ったりするとすぐにバレちゃうから、キチンと仕事にマジメに向きあっとるよ(笑)。

 

それに、昔と比べて高速道路が整備されたこともあってか、遠くからお客さんが来てくれることが増えているのもここ最近の風潮と感じるな。土日とかになると、本当に遠方の人がふらっと遊びに来てくれる。昔からそういう人はいたけれど、それはフルチューンの製作とか大がかりな作業の場合だったからね。

 

今では、ネットで調べて専門性の高さをユーザーが認めてくれると、それこそパーツひとつを買うために来てくれるんだ。それだけアクティブで拘りを持った人が増えてるんだと思うよ。

ちなみに、今のクルマは昔と比べてすごく作りが良くなっている。生産精度の高さは本当に目を見張るものがあると思っているよ。ただ、コストカットやグローバル化の影響から、国産車、輸入車、はてはスーパーカーに至るまで「ここはイカンなぁ」っていうトコロも出てきている。

 

そこがトライアルでも拘りを持っているシートの部分。純正シートは北米市場を意識したことで大柄になっていたり、コストカットによる作りの簡素化が否めない。そこで、ただシートを交換するだけじゃなくて、体型や走るステージに合わせて取付位置まで調整することで、驚くほど乗り易くなるんだよ。

 

トライアルが高めている専門性は、シートチューニングという部分が大きい。エンジンチューンで出力を高めることはプロショップなら当然のようにできるから、さらなるプラスαとして力を入れているよ。

 

おかげ様で、スポーツカーはもちろん、普通のクルマやトラックまで、あらゆるクルマのシートを交換してきたね。ドラポジ作りに悩んでいるなら、ぜひトライアルに相談にきてみてよ。

 

 

トライアルは約3000台以上の取付実績を誇るレカロメディカルショップ。スポーツモデルはもちろん、腰痛対策に効果を発揮するエルゴノミクスシートも取り扱っている。店内では30脚以上のシートの試座が可能で、S660に向けては身長190cmの人にも対応するオリジナルのシートレールまで開発している。

 

86/BRZは発売当初からデモカー兼開発車両を導入してチューニング手法を開発。HKSのスーパーチャージャーを軸として、最大400psまでを狙えるオリジナルメニューをキット化している。現在このデモカーをさらに発展させるプランとして、ストロークアップによる排気量拡大も計画しているとのことだ。