【最強ホイール解体新書】SSRの最先端レース技術が投入された「GTX03」!
公開日 : 2018/10/20 14:06 最終更新日 : 2018/10/20 14:15
走り抜くための技術追求軽さと強靭さを高次元で融合
スーパーGTやスーパー耐久、D1GPといったモータースポーツで培った技術がフィードバックされる、SSRのGTブランド。
鍛造製法を採用した『F』。FFT製法で鍛え上げた『V』。そして、強度の確保と重量減を一層突き詰めたFFT-R製法を採用する『X』の3タイプで展開するが、今回新たにデビューしたのは、Xの3作目となる『GTX03』だ。
10本スポークのGTX01、ラフメッシュのGTX02に続き、今作は5本スポークで構成。前作に対して軽さを突き詰めた上で、剛性とのバランスを追求したモデルとなる。
そのため、スポーク間の開口面積を拡大し、裏のみならず表までも駄肉処理されたH断面スポークを採用。Xシリーズ最軽量モデルへと導くだけでなく、進化の著しいタイヤやエンジンパワーも考慮して、剛性面も同時にブラッシュアップした。
必要なところには肉厚を確保しつつ、駄肉が削ぎ落とせるFFT-R製法だけでも軽量かつ高剛性に仕上げられるが、SSRはさらなる高みを追求。負荷のかかるセンターパートはナットホール付近まで追い込んで変形耐性を高め、スポークエンドを軽さだけでなくリム強度にも配慮した立ち上がりでデザイン。製法とデザインの両面から、足もとに要求される軽さと攻め込んでも不安なく駆け抜けられるタフネスさを加えてきた。
このように研ぎ澄まされたがゆえに、GTX03は凛としたスポーティオーラを放つ。H断面の彫り深さ、コンケイブが際立つスポーク間のリブといった具合に、アングルを問わずに5本スポークの存在感を際立たせる機能美も見逃せないポイントだ。
走りに求められる軽さと剛性。そして主張しすぎず、控えすぎないスタイリングを手に入れたいなら、SSRの先進技術が投入されたGTX03は最強のマッチングと言えるだろう。
PHOTO:Naotoshi Toshioka TEXT:Junya Murata
GTX03
設定サイズ
SIZE | H-P.C.D. | INSET | PRICE(WITHOUT TAX) | ||
CHROME SILVER | MGGM+SC | ||||
15 | 5.0J | 4-100 | 45 | ¥28,000 | ¥30,000 |
16 | 5.5J | 4-100 | 45 | ¥30,000 | ¥32,000 |
6.5J | 4-100 | 48、53 | ¥32,000 | ¥34,000 | |
17 | 7.0J | 4-100 | 42、48 | ¥37,000 | ¥39,000 |
5-100 | 48 | ||||
5-114.3 | 42、48、53 | ||||
18 | 7.5J | 5-100 | 38、48 | ¥41,000 | ¥43,000 |
5-114.3 | 38、48、53 | ||||
8.0J | 5-114.3 | 45 | ¥42,000 | ¥44,000 | |
8.5J | 5-100 | 45 | ¥43,000 | ¥45,000 | |
5-114.3 | 38、45 | ||||
9.5J | 5-100 | 38 | ¥45,000 | ¥47,000 | |
5-114.3 | 12、22、38 | ||||
10.5J | 5-114.3 | 12、22 | ¥47,000 | ¥49,000 | |
19 | 8.5J | 5-114.3 | 38 | ¥49,000 | ¥51,000 |
9.5J | 5-114.3 | 38 | ¥51,000 | ¥53,000 |
※カラー:クロームシルバー
マシンドグラファイトガンメタ+スモーククリア
カラーバリエーションはクロームシルバー、マシンドグラファイトガンメタ+スモーククリアの2タイプ。ホイールで存在感を放つポイントとなるリムとセンターにポリッシュ×スモーククリアを配して、同色系の異なる質感で引き締めたマシンドグラファイトガンメタ+スモーククリアは、足もとを積極的に魅せたいユーザーに打って付けの仕上がりだ。
剛性を高めつつ軽量化も果たすH断面スポークは、その彫りの深さでシンプルな5本スポークデザインを存在感ある一本へと導く。もちろん、スポーク裏に関しても抜かりなく駄肉処理されている。
キャップレスで厚みを必要最小限としたセンターパートは、ナットホール付近まで追い込んだ小径仕上げ。スポークを足長に魅せるだけでなく、負荷のかかるセンター部の変形耐性も高める機能美デザインだ。
軽量化を突き詰めるため拡大されたスポーク間の開口部には剛性向上のリブをプラス。斜めから見た際にスポーク側面のラインが引き立つことで、コンケイブラインもしっかりと強調されていく。
スポークエンドは内側に配置するほど重量面で有利だが、軽さと引き換えにリム強度は引き下がっていく。相反する要素を高次元でバランスさせるべく、駄肉は削ぎ落としつつ、ややリムへとかかる形状に仕上げられた。
タナベ・SSR 土居さん
「最低重量が定められる中でバランス良く剛性を引き上げるスーパーGT用。ハイパワーかつ接触もあってホイール剛性への要求が高いD1GP用など、モータースポーツで得たノウハウを積極的に注入したのがGTX03です。9.5J×18+22で比較すれば、GTX01が9.71㎏、GTX02が9.9㎏なのに対し、GTX03は9.6㎏とシリーズ最軽量に仕上がりました。異次元の軽さと圧倒的な剛性を、ぜひ実感してください」
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