【最強ホイール解体新書】日本の鋳造技術をフル投入したウェッズスポーツの最高峰モデル「TC105X」デビュー!

2018/10/20 13:43

走り抜くための技術追求、軽さと強靭さを高次元で融合

 

 

TC105Nの後継モデルとして、今年の東京オートサロンにも参考出品されていた『TC105X』。ウェッズスポーツ鋳造ホイールのフラッグシップモデルだけあって、その後も細かなブラッシュアップが図られ、ついに満を持して発売となったのだ。

 

コンセプトは、前モデル『TC105N』の10本スポークやNフレームというスポークデザインを継承しつつ、最先端の解析、鋳造、切削の技術によって、日本の工場でしか作れない究極の鋳造ホイールを作ること。

 

「TC105Nが発売されてから10年が経つと、その間に解析や鋳造、切削の技術がものすごく進化したんですね。その進化に合わせて、TC105シリーズも進化させようと。そういう気持ちでTC105Xを作りました」とはウェッズスポーツのデザインを担当している杉山さん。

 

解析技術の向上によって、削れる部分を削ぎ落とし、逆にリムのフランジ部などには肉を増すことで、従来モデルと同等の軽さを確保しつつ、剛性アップを果たした。また、ビッグキャリパー&ローターへの対応を図るために、リムプロファイルを円錐形状にするなど、現代のハイチューンドに合わせたアップデートも施されている。

 

今回は17~18インチの発売となるが、来年には15&16インチもリリース予定とのこと。スーパー耐久などのレースでも、市販モデルと全く同じものが使われているというハイスペックホイールだから、サーキットユースを考えている走り屋にとって魅力的な選択肢となることだろう。

 

PHOTO:Shinichi Tsutsumi TEXT:Takeshi Ishii

 

 

製品仕様

WedsSport

TC105X

 

設定サイズ 

INCH SIZE HOLE PCD INSET PRICE
(without tax)
17 8.0J 5 100 42 ¥48,500
5 114.3 32、38、42、49
8.5J 5 114.3 32、43 ¥49,500
9.0J 5 100 35 ¥50,500
5 114.3 10、25、35、49
9.5J 5 114.3 32、45 ¥51,500
18 8.0J 5 100 45 ¥56,500
5 114.3 45
8.5J 5 100 43 ¥57,500
5 114.3 32、43、50
9.0J 5 114.3 25、32、45 ¥58,000
9.5J 5 100 45 ¥58,500
5 114.3 10、25、35、45
10.0J 5 114.3 20、35 ¥59,500
10.5J 5 114.3 12、25 ¥60,500
11.0J 5 114.3 15 ¥61,000

※カラー:EJ-TITAN

 

 

鋳造時にスポークの側面に凸を付けるN FLAMEを継承しつつ、スポークの反対側は最新の切削技術であるサイドカットで軽量化を果たす。また、ホイールのセンター部分も強度を確保しながら、サイドカットと同じ切削技術を使って削り込むことで軽量化している。

 

リムの形状を見比べると、左側から右側へ行くにしたがってリムプロファイルが太くなっているのがわかる。この膨らみによってビッグキャリパー&ローターとのクリアランスが出来るというわけだ。もちろんこのリム部分は最新のAMF製法によって作られている。またタイヤのビートが接する部分のローレット加工(タイヤの滑り止め)もTC105Nから継承されている。

※左が最新モデルの『X』。右が旧来モデルの『N』。

 

 

最新の解析と鋳造技術の進化でTC105Nより肉を増した部分が、ホイールの内側にあたるリムのフランジ部分(一番端)。TC105Xの方が倍くらい肉厚になり、荷重がかかった際のホイールの変形を防ぎ、コーナリングの安定性を確保している。

※左が最新モデルの『X』。右が旧来モデルの『N』。

 

クルマへの取り付け面の口径を大きくすることで、剛性アップを実現。コーナリング時の変形が少なくなるため、安定して走れるようになっているという。またスポークの裏側も肉を抜くなど、解析技術を駆使して徹底的に軽量化が図られている。

 

 

ウェッズスポーツ 杉山さん

「最先端の解析、鋳造、切削機械を使いつつ、長年蓄積されたノウハウを駆使しながら作り上げた現時点で究極の鋳造ホイールです。軽さと剛性の両立はこれが現在の限界ですね。塗装にもこだわっていて、蒸着アルミによって金属感を強調したブリリアントディープコーティングを採用しています。見る角度によって色合いが大きく変化するので、ホイールデザインが際立つと思いますよ」