【直撃!! 噂の真走】スピードリミッター解除の今【180km/hを超えろ!】

公開日 : 2018/10/18 15:55 最終更新日 : 2018/10/18 22:40

真の実力を楽しみたいならスピードリミッターを解除せよ!

 

 

主要スポーツモデルならほぼ問題なく解除可能

 

ご存知の通り、日本車(小型/普通自動車)には自動車メーカー間での協定による自主規制で、最高速度を180km/hに抑えるスピードリミッターが標準装着されている。つまり、普通のファミリーカーでも570psをマークするR35でもノーマルどうしなら最高速は同じってこと。せっかくの高性能マシンを手に入れても、そのポテンシャルをフルに発揮することはできないってワケなのだ。

 

ちなみに、メーカーによる自主規制といえばエンジンパワーの280ps規制もあったけど、こちらは2004年に撤廃。同じタイミングでスピードリミッターも撤廃されるのかと思っていたんだけど、残念ながら180km/hリミッターは現在まで存在している。

 

さて、そのスピードリミッターを解除したい場合、考えられる方法はふたつ。ひとつめはECUの書き換えによってリミッターを解除する方法で、もうひとつがHKSやブリッツなどが発売している後付けのユニットを装着するという方法。

 

もうちょっと詳しく説明すると、ECUの書き換えはリミッター機能を削除するのではなく、設定速度を500km/hや600km/hのようにクルマの限界を遥かに超える値にすることで実質的にリミッターを作動させないようにしていて、後付けタイプはECUに入力される車速信号を加工することでリミッターを作動させないようにしている。

 

どちらの方法でもスピードリミッター自体の解除はできるが、最近の流れとしてよく見かけるのはECU書き換えが可能な車種ならECU書き換え、ECU書き換えが確立していない車種は後付けユニットを使うという場合が多いようだ。

 

なお、ECU書き換えと後付けユニットの対応車種を合わせれば、スピードリミッターが解除できないのは一部のハイブリッドカーや対応待ちの最新モデルだけ。スポーツ系車種のほとんどはスピードリミッター解除が可能だと思っていい。

 

気になるコストに関しては、車種によって大きく変わってくるけどECU書き換えの場合はリミッターカットに加えて各種チューニングデータの変更も含めて5万円から20万円程度。

 

後付けユニットはもっとも手軽な車種で1万円程度、トヨタ系や車種別専用ハーネスなどが含まれているタイプで8万円程度、レクサスIS F用などの特殊なタイプでは15万円程度となっている。多くの車種は1万円から4万円といったところに収まるようだ。

 

また、多少特殊な例としてR35のスピードリミッター解除をECUの書き換えで行う場合、エンジンコントロール側だけでなく、ミッションのコントロールモジュールも対策してやる必要があることを覚えておこう。エンジン側だけ書き換えてもミッション側から制御が介入してしまうのである。

 

こう書いてしまうと面倒なイメージがしちゃうかもしれないけど、皆さんもご存知のようにR35は年々進化している。ミッション側を書き換える際に最新データへアップデートしてやることでギヤチェンジが速くなったり、スムーズになるというメリットもあるので施工しておいて損はないだろう。

 

そして、車検に関しては最初にも書いたようにスピードリミッターはあくまで自主規制にすぎないので、リミッターをカットすること自体には全く問題ない。ご存知のとおりR35やレクサスのFモデルなどはGPSと連動して特定のエリア(クローズドコース)でのみリミッターを解除するサーキットモードを備えているくらいだからね。サーキットなどで愛車の性能を思う存分発揮させるのはオーナーの自由なのだ。

 

 

後付けユニットタイプはECUへのハーネスへの割り込み加工などが必要になる。ただし、各メーカーともにユニットの小型化が進んでおり、ECUボックスの中に格納できたりする場合も多いので邪魔になることはほとんどないだろう。

 


スピードリミッター解除方法のメリット・デメリット

 

ECU書き換え

メリット:配線加工などが不要

デメリット:ディーラーでデータ更新されるとノーマルに戻ってしまう場合がある

 

後付けユニット装着

メリット:価格が比較的安く、ECUの書き換えによる影響がない

デメリット:車種別ハーネスが用意されていない場合、ECU配線への割り込み加工などが必要な場合が多い


国産主要スポーツカー リミッター解除可能車種リスト

※推定最高速はノーマル車両のリミッターのみ解除した場合を想定した計算値で、実測値ではありません。

※このリストは後付けユニットによるリミッター解除を想定しているので、これ以外にもECU書き替えなどでカット可能な車種は多数存在します。


海外のスピードリミッター事情

 

250km/hが大多数だけどスーパースポーツは無制限も多い

 

外車にはスピードリミッターがないと思っているひとがいるかもしれないけど、じつはヨーロッパ車を中心にメーカー間の紳士協定によって250km/hに設定されている車両が多い。

 

この数値は紳士協定が結ばれた1987年当時のタイヤ事情が大きな理由とされており、最近ではヨーロッパだと最高速度が250km/h超える車両だと保険料がグン高くなってしまう場合が多いという事情もあるそうだ。

 

しかし、これはあくまで自主規制なのでポルシェやフェラーリ、ランボルギーニなどのスーパースポーツには一切設定されていないし、メルセデスやアウディなどの車種では「ハイパフォーマンスパッケージ」などと呼ばれているメーカーオプションを選ぶことができ、エンジンパワーがアップすると同時にリミッター速度も270km/hや300km/hへ変更されるなんてメニューが用意されている。

 

さらに、ブガッティなどは特別なキーを使うことによって各リミッターが解除されるなんてシステムが採用されている。

 

 


リーフやテスラなどEVカーのリミッターは?

 

今やどんどん勢力を増しているEVカー。結論から先に言ってしまうと、日産の現行型リーフはメーター読み155km/hあたりでスピードリミッターが介入し、テスラのメイン車種であるモデルSは、搭載されているバッテリー容量によって190km/hから235km/hまでいくつか設定があるようだ。

 

スピードリミッター解除については先代リーフはニスモなどからECUチューニングメニューが用意されているけど、現行モデルはまだ不可能な模様。テスラのほうもメーカーのサーバーと通信している関係もあって、現時点ではちょっと難しい。

 

EVカーはまさに進化の真っただ中。2020年に発売が予定されているテスラの最上級スーパースポーツ「ロードスター」は最高速が400km/hオーバーになるというから驚きだ。