【エンジン別3ステップチューニング】SUZUKI M16A編【Tuned by モンスタースポーツ】 | web option(ウェブ オプション)

【エンジン別3ステップチューニング】SUZUKI M16A編【Tuned by モンスタースポーツ】

ENGINE SPEC(STD)

形式:直列4気筒DOHC

ボア×ストローク:78.0×83.0(mm)

総排気量:1586(cc)

圧縮比:11.1(11.0)

最高出力:125ps/6800rpm(136ps/6900rpm)

最大トルク 15.1kgm/4800rpm(16.3kgm/4400rpm)

 

※スペックはZC31Sのもの(カッコ内はZC32S)

 

 

世界の舞台で戦ったノウハウをもとに、M16Aに信頼性と極限の性能を与える!

 

 

スイフトスポーツZC31SとZC32Sに搭載されるM16Aは、1.6LのNAながらレスポンスとパワーに優れたパワーユニットだ。

 

ちなみに同型式のM16Aではあるが、ZC31SとZC32Sでは、共通点の方が少ないくらい大幅な仕様変更が行われている。そこで、ここでは様々なレースフィールドでM16Aを走らせてきたモンスタースポーツによる、ZC31S向けとZC32S向けのパワーアップメニューを紹介しよう。

 

大幅な出力向上を狙う手法としてチョイスされたのは、ZC31Sが排気量アップ+ヘッドチューン、ZC32Sはコンプリートエンジンの換装だ。これによってZC31Sは175ps、ZC32Sは160psまで出力が高められる。

 

ちなみに、ZC31Sには番外編としてスーパーチャージャー装着という選択肢も。こちらも175psがターゲットとされている。

 

また、ここではメニューに含めていない、足まわりや駆動系、ダウンフォースを狙ったエアロなどもモンスタースポーツでは全てラインアップ。スイフトスポーツの走りを総合的に高めることができるのだ。

 

 

サンプル車両

SWIFT SPORT[ZC31S/ZC32S]

2代目スイフトスポーツと3代目スイフトスポーツに搭載されるM16A。同じ型式だが継承されているのはシリンダーブロック周辺のみで、多くのパーツが新設計されている。しかし、鍛造ピストンや高回転志向のカムなどZC31S用が優れている点も少なくない。

 

 

指南役

モンスタースポーツ 岡部さん

「M16Aは大排気量エンジンや過給機が搭載されているエンジンと比べるとパワフルとは言えないかもしれないですが、チューニングへの適応には優れています。ZC32Sはもちろんですが、今でもZC31Sの開発は積極的に行っているので今後にもご期待下さい」。

 

 

ZC31S編

 

1st STEP

吸排気+ECUチューン

目標出力:140ps

コスト:約26万円

構成パーツ:モンスタースポーツ TYPE Sp-Xデュアルマフラー、PFX400インテークキット、フルレンジスポーツコンピューター NA-A/取付工賃

 

岡部’s VOICE

「吸排気パーツを大容量で高効率なアイテムに交換することで、吸気・排気の流れをよりスムーズにしています。さらに専用のセッティングが施されたECUで、高回転まで気持ちよくフケ上がるフィーリングを手に入れることができます。ECUは点火時期や空燃費の最適化、可変バルブタイミング機構VVTの最適化を行います。さらに、ZC32Sではレブリミッターが7000rpmから7600rpmに変更されますよ」。

グリルから直接外気を取り込めるレイアウトのエアボックスを備えるPFX400インテークキットは、吸気量を増やすのと同時に吸気温度を低減させる効果も発揮。リヤビューのアクセントともなるデュアルテールマフラー、ノーマルエンジンに対応するECUと組み合わせることで、約15psの高出力化を達成する。

 

 

2nd STEP

排気系強化+ハイフローカムシャフト

目標出力:155ps

コスト:約69万円

構成パーツ:モンスタースポーツ 4-2-1ツインキャタライザーエキゾーストマニホールド、NAハイコンプハイフローヘッド、ハイフローカムシャフト、フルレンジスポーツコンピューター NA-B2ステップアップ/取付工賃

 

岡部’s VOICE

「ハイフローカムシャフトとキャタライザー付き等長EXマニに交換することで、排気効率が格段に向上します。さらにポート形状の最適化や圧縮比が変更されるハイフローヘッド、専用データの入ったECUにアップデートすることで、さらに大幅なパワーアップを狙えます。このあたりで、足まわりやブレーキの強化も同時に行いたいですね。番外編として、別方向の過給機チューン編もオススメします」。

高性能メタル触媒を配置し、保安基準に適合するエキマニは、ラリー用エンジン開発の経験を基に設計されたアイテム。ハイフローカムシャフトやハイフローヘッドはエンジンベンチやフローテスターなどでその効果を最大限に追求。最適化されたECUとの組み合わせの効果は絶大だ。

 

 

3rd STEP

排気量アップ

目標出力:175ps

コスト:約30万円

構成パーツ:モンスタースポーツ M19キット、フルレンジスポーツコンピューター NA-Eステップアップ/取付工賃

 

岡部’s VOICE

「最後に行うのがボアアップによる排気量の拡大です。M19キットを投入することで、排気量は1884ccになります。ストローク量は変化させずにスリーブを打ち換えボア径を拡大するので、高回転域の気持ちよさはそのままに、全領域での大幅なトルクアップを達成します。圧縮比はノーマルの11.1から12.2まで高められ、ハイフローカムなどセカンドステップの構成部品により高回転までキレよくフケ上がりますよ」。

3次元コンピューターシミュレーションにより、パフォーマンスに必要な強度を保ちながら、形状や重量を最適化した鍛造ピストンを使用。専用のスリーブに打ち換えることで、ボアは78mmから85mmにまで拡大される。エンジン本体の本格的なチューニングながら、M16Aはウェットライナー構造を採用しているため比較的コストが抑えられるのも特徴だ。

 

 

ZC31Sにはステップ2で過給機という選択肢も!

目標出力:175ps

コスト:約58万円

構成パーツ:モンスタースポーツ・MXR170スーパーチャージャーキット、フルレンジスポーツコンピューター NA-Eステップアップ/取付工賃

ロトレックス社製の遠心式スーパーチャージャーを核とした取り付けキット。プーリー比やリストリクター形状、ECU制御などを最適化して約35psの上乗せを実現する過給機チューンだ。

 

 

 

ZC32S編

セカンドステップで冷却系を強化し、サードステップでは1.6L NAのままハイコンプ、ハイフロー仕様のコンプリートエンジンに換装する。最終的に165psを狙うメニューだ。

 

1st STEP

吸排気+ECUチューン

目標出力:145ps

コスト:約26万円

構成パーツ:モンスタースポーツ・スポーツマフラー、MSEエアインダクションボックス、フルレンジスポーツコンピューター NA-B/取付工賃

 

2nd STEP

排気系+冷却系強化

目標出力:150ps

コスト:約22万円

構成パーツ:モンスタースポーツ 4-2-1ツインキャタライザーエキゾーストマニホールド、フルレンジスポーツコンピューター NA-Cステップアップ/取付工賃

 

3rd STEP

コンプリートエンジン換装

目標出力:165ps

コスト:約104万円

構成パーツ:モンスタースポーツ コンプリートエンジンNX16−160/取付工賃