【FAIRLADY Z】湾岸最高速仕様として進化を遂げる白銀のZ32

公開日 : 2018/10/11 21:05 最終更新日 : 2018/10/11 21:10


今も変わることなく最高速ステージとして走り屋を魅了する首都高・湾岸線。数多くの伝説を生み出したその場所は華やかな都会にありながら、どこかセピア色の雰囲気が漂う独特な空間と言える。N氏のZ32は、そんな湾岸線をただ速く走るためにチューニングが進められている発展途上の1台だ。

 

「湾岸線を攻めるには、心の底から好きなクルマでなければ不可能です。そこで私は、心底ノーマルのスタイリングに惚れ込んでいるZ32を相棒に選びました」。

 

そう語るN氏のこだわりは凄まじく、最高速仕様でありながら大型ウイングやブリスターフェンダーといったエアロパーツは一切装着していない。また、内装も同様に乗員保護を目的としたロールケージと4点式シートベルト、そしてワンオフのカーボンパネルでスッキリとまとめた追加メーターを装備するのみと、Z32本来の姿態を崩さないカスタマイズを心掛けている。「もちろん、エアロが効果的なのは解ります。しかし、それは私の中でZ32のスタイルではなくなってしまう。インテリアも同じです。ドンガラにすれば軽量化にもなるし、ボディ剛性も確保しやすい。でも、それだとお世辞にも貴婦人とは言えない。最高速を求めつつ、どこまでも“Z32であることを追求していきたいんです」と、氏の言葉にはZ32に対する想いで溢れている。

 

そんな中で、大きな存在感を放つのがドライカーボンルーフだろう。もちろんZ32の、しかも2シーター用のドライカーボンルーフなど存在しない。しかし、氏は高速スラローム時に必要不可欠となる低重心化を図りたい一心で、ドライカーボンルーフをワンオフ製作したのである。

 

そんなこだわり抜かれたZ32のマシンメイクを手がけ、またドライカーボンルーフの製作も行ったのが、フェアレディZおよび最高速チューンを得意とするレヴォルフェS.A.だ。ちなみに、代表の溝田さんもチューンドZ32を所有しており、N氏はそのZ32に強い憧れを抱いているという。

 

「溝田さんのZは私の目標です。私が今のZを探した時の条件が2シーターでノーマルルーフ、MTにターボというものだったのですが、半年以上かけてやっと見つけたのが溝田さんと同じ年式でカラーもシルバー。もう運命ですよね(笑)。溝田さんのZ32に関する知識を参考にせずにはいられませんでした。もっとも、溝田さんは遥か前方を走っているわけですが」。

 

これまでは外装を中心にカスタムしてきたN氏だが、いよいよ本格的なパワーチューニングが開始される。仕様としては3.1L化を軸に、500psから600psを目標に鍛え上げる予定だ。そのためのピストンやコンロッドなどはすでに手元に揃った。N氏が夢見るノーマルスタイリングを維持したZ32最高速仕様が産声を上げる日は近い。

 

スペック

◾️エンジン:VG30DETT(280ps/6400rpm)/アペックス スーパーメガフォンマフラー/K&N エアクリーナー

◾️フットワーク:レヴォルフェS.A.オリジナル車高調(ビルシュタインベース)/GReddyブレーキキャリパーキット(F6ポット R4ポット)

◾️ホイール&タイヤ:ボルクレーシングSE37A(18インチ)/ポテンザRE-11(245/40-18 265/35-18

◾️エクステリア:純正加工フロントバンパー、純正ボンネット加工(S130ターボ風ダクト追加)/ワンオフ アンダーディフューザー、サイドスプリッター/レヴォルフェS.A. ドライカーボンルーフ/アブフラッグ リヤバンパー/クラフトスクウェアGTミラー

◾️インテリア:デフィ 追加メーター(ブースト圧、水温、油温、油圧、燃圧、排気温度)/ワンオフ カーボンメーターパネル/HKSサーキットアタックカウンター/TAKATA 4点シートベルト/ナルディ ステアリング/オクヤマ ロールケージ