【編集長コラム】ロッソコルサへのオールペイント突入!【RX-7 FD3S再生計画part.3】

公開日 : 2018/10/11 18:33 最終更新日 : 2021/01/26 22:27

脱ボロボロ宣言!

新車気分を味わうための最終手段「全塗装」を敢行!!

 

 

本当はゆっくり時間をかけてレストアしていくつもりだった。が、しかし! 各部のボロボロ具合がどうにも我慢できなくなり、思い切って計画を前倒し。とっとと新車気分を味わうための最終手段「オールペイント(全塗装)」を実行することに!

 

オールペイントをお願いするボディショップは、20年前とおなじトップシークレットII。ここは、最高速チューニングにかけては無類の強さを誇るスモーキー永田率いるトップシークレットの鈑金部門で、その技術力の高さはチューニング業界内でも広く知られている。

 

ちなみに過去に5回ほど愛車をオールペイントした経験から言わせてもらうと、オールペイントのクオリティは間違いなく料金に比例する。トップシークレットIIの場合、2コート(ソリッド/メタリック/パール)が50万円〜、3コートパールはその5万円増しくらいの設定で、表面的には高く見えるがそれは大きな誤解。なぜなら、他ショップではオプション設定というケースが多い外装パーツのフル脱着およびウインドウ脱着費用が、料金の中にシッカリと含まれているのだから。

 

「ショップごとの価格差は、パーツ脱着と下地処理の違いでしょうね。安いところはパーツ脱着費用が別だったり、下地処理が適当だったり…。だって、クルマ1台を塗るために必要な塗料の量は、4L前後と決まっているんですもん。特殊塗料や海外製の高級塗料を使わない限り、その部分で価格差はないはずですから」とは、トップシークレットIIの森崎代表。

 

すなわち、オールペイントとはボッタクリでない限り『価格=手間』であり、安かろう悪かろうを地でいく世界なのである。当然、手間を惜しめば仕上がりは…。オールペイントを考えている方々は、ショップに問い合わせる際、この辺りをチクチク突っついてみると良いだろう。

 

 

東関道の千葉北ICからクルマで数分のところにあるトップシークレットII。どんなカスタムペイントにも対応してくれる心強いボディショップだ。

 

エアロパーツの仮組み状態。どんな一流ショップの製品でも車両ごとの個体差にあわせて加工しなければジャストフィットはありえない。そしてこの部分がボディショップの腕の見せ所でもある。

 

トップシークレットIIでのオールペイントはガラスの脱着を推奨。外さずにマスキング処理するという手もあるが、細部フィニッシュに拘るなら絶対に外した方がいい。

 

 

かくも恐ろしき色選び

 

 

 

今回チョイスしたカラーはもちろんあの時とおなじロッソコルサ、いわゆるフェラーリレッドだ。ちなみに、ロッソコルサは時代によって色味が違ったりもする。左側が新しい方のロッソコルサ(カラーコード322)で、右側が昔ながらのロッソコルサ(カラーコード300)だ。色見本で見比べると、古いロッソコルサのほうが圧倒的に明るくて、赤色というより朱色に近い。

 

20年前にどちらを選んだかは記憶にないが、今回は透き通るようなレッドにしたかったので300を選択!

 

当初は「せっかくオールペンするんだからオリジナルの調合に」などと、色気を出してロッソコルサにレッドパールなどを加えて色味を変化させることも考えた。が、見本を作ってもらったらなぜか微妙。その後、メタリックの配分を変更したり原色自体を変えたり…と、終着点の見えない作業を永遠と繰り返すも全て納得できず。最終的には、カラーコード300のロッソコルサそのままで塗ることにした。

 

正直、色ってやつには答えがない。ひとくちにレッドといっても、そのバリエーションは軽く1000通り以上ある上に、キラキラ効果を出すメタリックとパール(マイカとも言う)にも様々な種類が存在する。つまるところ、どこかで妥協(?)しない限り前に進めないのだ。かくも恐ろしき色選びである。

 

話は前後するが、みなさんはメタリックとパールの違いをどのくらい理解しているだろうか。かくいう自分は、恥ずかしい話、両者とも“キラキラする粉末が混ざった液体”程度にしか認識しておらず、突っ込んだトークはお手上げ状態…。そこで、この機会を利用して森崎さんにご教示いただくことに。

 

 

まず、それぞれの特徴については

 

メタリック:塗料に金属片(アルミ粒子)を混ぜて塗る。

パール:塗料に微細な石の雲母(マイカ)を混ぜて塗るor塗料を塗った後に雲母を上塗りする。

 

となる。これらは光輝材と呼ばれ、どちらもベースカラーの色見を劇的に変化させる効果を持つのだが「分かりやすく例えるなら、パール=○、メタリック=□ってことですよ。優しくてまろやかなキラキラ感が欲しいならパールを、ソリッドなギラギラ感が欲しいならメタリックを選べば良いと思います」と、森崎さん。

 

続けて「パールもメタリックもベースカラーを輝かせるという意味ではイコール。ただ、仕上がりの雰囲気は全く変わるので、“深みを出したい”や“明暗をハッキリさせたい”など、自分の求める色の方向性と雰囲気を、何となくでも頭に描いておくと色選びは楽になりますよ」。

 

まるで、自分自身が説教されているようなアドバイスではあるが、たしかにその通りだ。末期の自分は、夢の中でも色選びをしていたくらいである。そうなりたくなければ、最低限の方向性は決めておくべきだろう。

 

さて、あとはウキウキしながら仕上がりを待つのみ…なのだが、ガラスを外したらサビだらけだったりボディが歪んでてエアロがちゃんと付かなかったりと問題続出。中古車ベースの恐ろしさを痛感しつつ、オールペンの総額がいくらになるのか不安を覚える今日この頃なのであります…。

 

 

 

フロントウインドウを外したらご覧の通りサビが…。「20年以上の個体はたいていこうなってますよ」とは森崎さん。見なかったフリをするという手もあるけが、サビが進行すると厄介なのでキッチリ修理してもらうことにした。

 

RE雨宮の初期エアロミラーはピラー固定タイプで、そのままでは純正ミラーの取り付け穴が残る。ここは鈑金で埋めてもらうことに。こういう加工がトータル金額をアップさせていくのである…。