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【RE Amemiya 7 SUPER GULL-WING】雨宮ADデザイン、ここに極まれり!

電動ガルウイングを装備した

美しすぎるストリートファイター

 

 

初代のSA22C、2代目のFC3S、そして3代目のFD3Sと、RX-7は一貫してホイールベースをほとんど変えていない。搭載するエンジンの前後長が一定で、乗る人間の規定寸法が決まっているなら、FRピュアスポーツとして成立する長さはココしかないというところに、ドンピシャでホイールベースを合わせたクルマ。バブル期の甘い風に惑わされず、寸法を極力動かさなかったことでRX-7のスポーツカーとしての成功は約束されていた。

 

もちろん、運動性能を高めるべく拡大されたトレッドや、強化されたボディやブレーキがもたらす重量増はまぬがれなかったが、それを根性で吸収していることはFC3Sとの重量差をみれば明らかでもある。色褪せる事のないシルエットの中には、孤高の存在であるロータリーに対するマツダの執念があったのだ。

 

そんなFD3SはRE雨宮の歴史の中で、もっとも長く深く使い込まれたRX-7でもあるハズだ。その過程で様々なスーパーチューンドを世に送り出してはファンを驚かせ、そして感動させ続けてきた。ここで紹介するマシンもその例に漏れず、2013年の東京オートサロンで発表するやいなや、その日本車離れした独創フォルムが大きな話題を呼んだストリートモデルだ。

 

エクステリアを覆うパーツは、電動ガルウイングを含めて全てRE雨宮のオリジナル。ポルシェ997ヘッドライトを軸に構築されるソレは、驚くほどスマートなシルエットを見せ、やっていることの凄まじさを一切感じさせない。このあたりのサジ加減と細部フィニッシュの妙こそ、RE雨宮のADエアロブランドが世界中から愛される理由かもしれない。

 

その他のパートに関してもしかり。スポーツカーにとって重要な『走る、曲がる、止まる』を超高次元でバランスさせたFD3Sの高い資質を壊さないように、エンジンとサス、サスと空力、空力とブレーキ、ブレーキとエンジン…というように、あらゆるセクションをリンクさせながら無駄のないチューニングを敢行しているのだ。

 

「セブンはもともと性能が高いからね。このくらいでも楽しめちゃうんだよ。新型車には負けねーよ!」。元気ハツラツの雨サンが吠える。

 

デビューから30年ちかくが経過し、円熟期を迎えた感のあるFD3Sチューニングだが、このようなチューナーがいるかぎり進化はまだまだ続くはず。中古相場は値上がり傾向にあるが、それは当たり前だ。今後このような純血ピュアスポーツが誕生することなど二度とないのだから。FD3Sとは、存在自体が奇跡のようなものなのだ。

 

 

 

 

 

インタークーラー&ラジエターはRE雨宮の『レベルマン』でVマウント化。その他、大きな変更箇所は見当たらない。エンジン本体は同社のコンプリートスペックとなり、ノーマルタービンで380psを発揮する。

 

06ボディキットでフロントのイメージを一新。ヘッドライトはポルシェ997純正、ウインカー&ポジションはBMWミニ純正をそれぞれ流用する。その佇まいは、チューンドというより自動車メーカーが手がけるニューコンセプトマシンのようだ。

 

美しい前後ブリスターフェンダーは、かつて一世を風味したAD-GTキットのニューバージョンだ。FD3Sの流麗なフォルムにマッチしたブリスターラインは芸術的だ。

 

スーパーリヤバンパーとLEDテールランプフィニッシャーで攻撃的にまとめあげたリヤセクション。リヤウイングはあえて設置せず、都会に映えるストリートスタイルを構築する。

 

ホイールは18インチのエンケイPF01(FR10.5J)、タイヤにはアドバンネオバAD08(F255/35-18 R265/30-18)をセットする。

 

サスはRE雨宮が絶対の自身を持つDG-5ベースのスペシャル。路面の凹凸を吸い込むような独特のセットアップは、乗り手に安心感を与えてくれるとともに限界を大きく引き上げてくれる。

 

純正のチープな質感を嫌い、各部にブルーカーボンをあしらいドレスアップ。メインメーターおよびコラムメーターはオリジナルアイテムだ。シートはエクステリアのカラーに合わせてコーディネイトした、ブリッドとRE雨宮のダブルネームバケットを装備する。

 

完全オリジナルで創出した電動ガルウイング式ドアを採用。フォークリフト用のダンパーを使い、圧倒的な強度を実現。横方向にスライドしてから天高く跳ね上がるアクションは感動すら覚えるレベルだ。

 

 

取材協力:RE雨宮