【EX-FORM JHON COOPER WORKS】JCWのポテンシャルの高さを証明した輸入車FF最速のサーキットタイムアタッカー

強烈なパフォーマンスを放つ

徹底的に煮詰められたチューンドR56

 

 

クラッシックMINIよる3度のモンテカルロラリー勝利を成し遂げた、イギリスの名チューナーであるジョン・クーパー。その名を冠したMINIのホットモデルR56JCW(ジョンクーパーワークス)をベースに、エックスフォルムがサーキットタイムアタック仕様に仕上げたのがこのマシンだ。

 

目指したのはずばり“輸入車FF最速”。その目標に向かって製作開始から幾度となく派仕込みを行い、2015年に筑波サーキットコース2000で1分4秒5というクラスレコード(当時)を記録することに成功したのである。

 

「もともとR56はボディ剛性の高さとキビキビとしたハンドリングが身上ですが、その特徴をさらに引き延ばすチューニングを施したのがこのマシン。サーキットでの実力だけでなく、ストリートを流すようなペースでも、ドライバーの意思がダイレクトに伝わるカートのような走りが楽しめますよ」というのは、ジアラの吉田代表だ。

 

パワー系チューニングの要となるのはECUリセッティング。低中速トルクに厚みを増しながら、高回転までスムーズ回るフラットトルクな味付けは、速さと乗りやすさを両立する。1.5kg/cm2まで高められた過給圧に大容量インタークーラー、ラガゾン製スポーツマフラーなどの相乗効果により、最高出力は260psまでアップしているということ。

 

強力なパワーを支える足まわりは、車高調整式のオリジナルサスペンションキット。ダンパーは高性能なアラゴスタ製で、スウィフト製のスプリングはサーキット走行用にフロント9kg/mm、リヤ11kg/mmというハイレートなものをセット。センターフロアトンネルに装着するボディ剛性パーツのセンターラダーフレームとの組み合わせで、高いトラクションを確保することに成功しているのである。

 

そしてチューニングマシンに求められる機能性と、スピード感あふれるスタイルを両立しているのがガルビノのエアロパーツ。エアインテークが迫力のフロントバンパースポイラーとサイドシルにはカーボン製のエクステンションも追加され、ロー&ワイド感が強調されている。

 

 

 

鮮やかなライトブルーのボディカラーは、アバルトの純正色として設定されていたもの。フロントは大きな開口部で冷却性の向上効果も高いフロントバンパースポイラーにリップタイプのバンパーエクステンションを追加。サイドはドア下にサイドシルとエクステンションを装着している。

 

ミニ専用設計の鍛造1ピースホイール“ガルビノR11フォージド”は235サイズ装着を履くための8.0J×17 +35の設定。タイヤはラジアル最強との呼び声の高いブリヂストンRE-71Rを組み合わせている。

 

サーキットタイムアタッカーながら、ストリートでの快適性はしっかりと維持したインテリア。タコメーターのまわりに油温計とブースト計、多機能デジタルメーターを追加。

 

 

カーボンテールでルックスも抜群なマフラーは、ジアラが日本総代理店を務めるイタリアのラガゾン製。サイレンサーは可変バルブ付きで、リモコン制御で音量の調整が可能。メタルキャタライザーやEXマニホールドもラインアップしている。

 

オリジナル車高調整式サスペンションキットは減衰力20段調整式で、ストリートからサーキットまで幅広く対応。スプリングはスウィフト製で、サーキット向けに通常よりハードなフロント9kg/mm、リヤ11kg/mmの設定。リヤにはヘルパースプリングも装備。ブルーのスタビはNMエンジニアリング製。ブレーキはブレンボのキットで強化している。

 

 

センターフロアトンネルにボルトオン装着することで、ボディ剛性を飛躍的に向上させるのがガルビノのセンターラダーフレーム。シャープなハンドリングやサスの正確作動による乗り心地アップの効果も発揮する。

 

 

カタログスペック211psを発揮する1.6ℓ直噴ターボエンジンは、ECUの書き換えにより最高出力260psまでパワーアップ。最大ブーストは1.5kg/cm2の設定。低中速トルクアップでフラットに7200rpmまで使い切れるようになっている。赤いコネクターの点火コイルは、2次電圧出力を増大させたアメリカイグニッションプロジェクツ製だ。

 

 

取材協力:EX-FORM